鹿島と香取に寄ってから銚子へ(2012年1月29日)   

スポンサーリンク

2018/05/30

鹿島と香取に寄ってから銚子へ(2012年1月29日)

寒い。雪がわずかに残る我孫子駅のホームで上野始発の成田線を待つ。インターネットの乗り換え案内も松戸から成田線に乗るように教えてくれれば良かったのに。震えながら愚痴る。二〇分間待つとようやく列車が入線してきた。

我孫子駅にて
我孫子駅にて

年明けから再びパワフルスマイルちばフリーきっぷが発売されたのでまた銚子電鉄へ行こうと思っていた。前回は昼前に出発したので寄り道できなかったが今回は早起きしたので鹿島神宮と香取神宮に寄ってから行くつもりだ。

千葉から茨城へ
千葉から茨城へ

成田で鹿島線直通電車に乗り換え、居眠りしていたら終点鹿島神宮駅の手前だった。そして到着。千葉のフリーきっぷなのに茨城に来ているのは不思議な気分だが使えるのだから仕方ない。

鹿島神宮駅は鹿島臨海鉄道との乗換駅ではあるが二番線までしかなく乗換駅とは思えないシンプルさ。未だにSuica、PASMOに対応していない、自動改札機がないのも残念な感じ。鹿島臨海鉄道に設備投資する余裕がないのかなあ。

鹿島神宮駅
鹿島神宮駅

駅から鹿島神宮へは歩いて一〇分ほど。店もなにもなかったのがポツポツと土産物屋が現れ、車を自分の駐車場に誘導しようとおばちゃんが道端に立っている。いかにも観光地然とした街並みに変わる。

鳥居を潜ると騒々しかったのが打って変わって静かになる。楼門を通るとすぐ右手に拝殿と本殿が見える。拝殿の前にお参りするわけでもなくたむろしている集団がいたので何だろうと思っていたら昇殿してお祓いするのを待っている人々だったようだ。

表参道から楼門を臨む
表参道から楼門を臨む

奥の院へ向かう道は杉の巨木が立ち並び、ここまでよりももっと厳かな違った雰囲気になる。こじんまりとした奥の院、地中深くまで埋まっているらしい要石に立ち寄って、御手洗池 へ。

確か参拝者はここで身を清めてからお参りしていたはずだから昔と参道のルートが変わったんだろうな。ただ江戸時代には既に奥の院が御手洗池 と本殿の間にあったということはルートが変わったのは江戸時代より前なのだろうか。鯉の泳ぐ透明度の高い池を見てそんなことを考えていた。

御手洗池に写る木々
御手洗池に写る木々

佐原方面行き電車の時間が近かったので鹿島神宮を後にして駅へ戻る。人通りも車の数も一時間前と比べるとだいぶ賑わっていた。

209系の四両編成で香取駅まで戻る。香取神宮へは駅から二.二キロの道のりを歩く。あまり曲がり角がないのと道標が立てられているので迷わず二〇分で参道まで到着。

賑わう参道
賑わう参道

こちらも観光バスが何台も止まっていたり、広い駐車場に車がびっしり止まっていたりとかなりの活況。境内に入ると参道には新しい石灯籠が何機も立てられている。所々に的屋の屋台があって自家発電器の音で雰囲気が台無しなのは残念。

参拝を済ませ戻る途中に楼門に木製の狛犬発見。金剛力士像のように阿吽の対になっているのが興味深かった。戻る途中、空腹を覚えたが時間がないからと寄り道せず駅に向けて出発する。駅の周りに店は無かったかな。

口の開いた狛犬
口の開いた狛犬

駅に戻り近くで店を探すが見つからない。やはり無人駅で多くを求めちゃダメか。持ってきていた板チョコを口にして空腹感を紛らわせる。一五分ほど待ち、定刻通り到着した列車に乗り銚子へ向かう。

銚子でパンを買い、駅の待合室で遅い昼食。飲酒禁止の紙が貼ってあったのは以前酒盛りして迷惑かけた奴らがいたってことなんだろうか。

銚子電鉄のホームには緑色の1000系と2000系の二両編成が停車していた。すぐに発車ベルが鳴りゆっくり出発する。外を見ていたら乗務員の女性観光ガイドに話しかけられ少し話をした。濡れ煎餅やらこんな見所があるやら銚子電鉄のアピールがさりげなく会話の中に入っていた。初耳だったのは観音駅のたい焼きがそこそこ有名で銚子電鉄直営で営業していることだ。まずは犬吠駅まで行くが、戻りに買ってみようかな。

犬吠駅の貧乏神像
犬吠駅の貧乏神像

犬吠駅で濡れ煎餅を買い、パワフルスマイルちばフリーきっぷを提示して開運キーホルダーをもらう。翔とか恋愛成就とかあったのだけれど祈願成就にしておきました。

犬吠駅の次は一つ戻った君ヶ浜駅へ。駅の近くでキャベツ畑と電車を一緒に撮って戻る。ここは駅舎(と言って良いのか疑問だ)が3本の柱しかない寂しい駅だ。猫が住んでいるらしいが残念ながら会えなかった。

キャベツ畑を駅に停車する赤い電車を入れて
キャベツ畑を駅に停車する赤い電車を入れて (お気に入り写真が撮れずorz)

次はたい焼きが美味しいという観音駅へ。噂に違わず人が並んでいたので駅に戻ってきたら買えばいいやと飯沼観音へ向かう。ここは坂東33カ所の第二七番札所になっている。駅から歩いて五分ほどにあり、狭い境内に観音堂、五重塔、高さ数メートルの大仏などがありかなり詰め込んでいる印象。建物は綺麗に朱色に塗られしっかり手入れされていた。やっぱ儲かっているんだろうな。

かもめの群れを飯沼観音境内から
かもめの群れを飯沼観音境内から

一〇分ほど滞在して駅へ戻る。たい焼き屋はすでに片付けを始めていて買えなかった…次来た時に必ず買おう…

たい焼きを売っている観音駅
たい焼きを売っている観音駅

一駅だけ犬吠方面へ戻り、本銚子駅へ。この駅はもとちょうしと読むのだがほんちょうしとも読めるので受験生が緊張せず本調子で臨めるようにこの駅の入場券を御守りとして使う人がいるそうだ。駅には短いホームと小さくて古ぼけた駅舎があるだけ。一本だけ撮って車庫のある仲ノ町駅へ。

すでに退役したかわいらしい電気機関車のデキ3やスーパーのラッピング電車や桃太郎電鉄のラッピング電車が停車していた。犬吠駅で見た貧乏神の像がここにもある。ただ頭の上には猿が乗っていた。犬吠駅は犬が乗っていたのでキジの乗ったもう一体もあるのかな???

夕日を浴びたヤマサ醤油のタンク
夕日を浴びたヤマサ醤油のタンク

ヤマサ醤油の工場のタンクが夕陽で反射していたのでそれと一緒に電車を撮ろうと思ったのだが待っている間に反射が弱くなり残念な感じに…

待合室には過去の記念きっぷや車両の説明が飾られていて銚子電鉄の歴史を少し感じることができる。日が暮れてきたので一両編成の赤いデハ1002に乗ってここから一駅の銚子駅へ戻った。

帰りに使った成田線
帰りに使った成田線

0 件のコメント:

コメントを投稿

質問、感想、気付いた点などあればコメント宜しくお願いします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク