寝ぼけた頭で東武線のホームに到着。まだ朝の六時代、東武日光行きの快速が来るまで約二五分。早く来すぎた。

昨夜は物音がうるさく途中で起こされあまり寝ていない、もっと寝てれば良かったよ。駅のコンビニで買ったパンを食べ終え、まだ来ないのかなと思い始め、私の後ろに一〇人程度の列ができた頃、六両編成の車両が入線してくる。
前二両が会津田島、中二両が新藤原、後二両が東武日光行きと一編成の中に行き先が三つある構成だ。東武日光は後の車両というのは把握していたので最後尾の車両の乗車口に並んでいた。
車内にはハイキングへ行くおばさんの集団といったレジャーの為に乗る人、部活にいく学生といった通学のために乗る人の割合が五分五分。鉄道は色んな人を乗せて走るんだなあ。
東武日光駅に到着
眠ったり覚めたりを繰り返して約一時間半で終点に到着。まだ寝足りない。駅の外で自転車を組み立て、出発準備完了。
今日は紅葉を見るためにやってきた。まず紅葉が見頃だという霧降高原に行き霧降の滝と大山の三滝を見て、二社一寺方面へ足を延ばす予定。
まずコンビニに寄って、お茶二リットルとおにぎり二つにチョコを一つ調達。そして霧降の滝へ向け坂道を自転車で登り始める。しかし、すぐに失速。自転車を降りて押して登る。事前に駅から滝までの距離を把握していなかったのだが道標によると約二キロとのこと。大した距離ではないと乗ったり押したりで霧降の滝駐車場まで約三〇分で到着。ただ寝不足なのか、年を取って無理が効かなくなったのか頭がぼっとして動くことができなくなり二〇分休んでいた。
観爆台から見た霧降の滝
ようやく動けるようになり霧降の滝の観爆台まで歩く。観光バスで乗り付ける集団もいてかなり賑わっている。滝は遠く、それほど迫力はないが、二段に別れて落差が大きいことがわかるので近くに行けたらかなりのものなのだろう。紅葉はそれなり、取り立てて騒ぐほどでもない。
観爆台から駐車場へ戻り霧降牧場へ向かう遊歩道へ。こちらは先ほどの道と違って静かだ。整備された遊歩道を歩き川に丸太橋のかかっている場所に出た。
遊歩道の傍を流れる川
ここからはマックラ滝へ行くのと猫の平へ行く道が分岐する。すぐにマックラ滝へ行っても良かったのだがちょっと寄り道して猫の平方面へ。軽い散策のつもりだったが思っていたよりしっかりした上り坂があり、熊笹が生い茂って道がわかりにくく予定よりしんどかった。
野生動物除けの有刺鉄線を越えると猫の平だ
歩いていると突然道が開ける。猫の平に到着したようだ。霞がかかっていてぼんやりとした眺め。10月中旬までは牛を放牧しているそうだが既にシーズンオフのためいない。あづま屋でお茶を飲んで休憩しマックラ滝に向けて急斜面を下り始める。
木の葉で滑りすってんころり。急斜面の下りは危ない。気を付けていても滑る。一度滑っただけで、下りは終わり少し歩いてマックラ滝へ。陽が差すと楽しそうだったが午後からは厚い雲に覆われ太陽が隠れてしまっていた。何枚か撮ってみたが普通…滝の横の濡れた石の斜面を上ったが足元が結構不安定だった。
マックラ滝
あまり腹は減っていなかったがもう一三時を過ぎていたので滝の近くにておにぎりで昼食。この後一時間で玉簾の滝、丁子の滝といった他の大山三滝を見て霧降の滝駐車場まで戻る。
駐車場近くの土産物屋をひやかし自転車で来た道を戻る。途中、ほぼ下り坂。風が心地良い。往路三〇分かけた道を一〇分で戻った。
二社一寺までは緩くて長い上り坂が続く。持久力が落ちているようですぐに辛くなり降りて押すことに。一〇年以上前は十六インチ無段階変則の折りたたみ自転車で戦場が原まで行ったのだが通勤や休日に自転車に乗らなくなりめっきり脚力が落ちた。情けない。
二社一寺の紅葉
車が渋滞している横をすり抜け東照宮の駐車場へ駐輪し東照宮へ。すでに時間は一五時。最終入場は一五時半。ゆっくり見られないので入場するのを断念。
二荒山神社の境内を抜け大猷院入口のいちょう、もみじをカメラに収め、輪王寺のもみじ、神橋の近くの木々は散り始めていた。二社一寺近辺は杉などの常緑樹が多く紅葉する範囲ははかなり限定的だった。
神橋付近の様子。紅葉までもう少し。
二社一寺から長い下り坂を楽々走り、東武日光駅にはあっという間に到着した。自転車を折りたたみ駅へ。帰りは直通列車は無く、一旦一つ先の下今市まで出て、何度か乗り換える必要があった。
霧降高原は紅葉がそれなりだったが二社一寺はそうでもなかったか。日光に往復するのは時間がかかるが東武の株主優待を使えば安く行けるので手頃でいい。
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