ケポスからディキスの石球を見てダビを経由しパナマシティへ夜行で向かう(2018年5月3日)   

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2018/08/29

ケポスからディキスの石球を見てダビを経由しパナマシティへ夜行で向かう(2018年5月3日)

昨日バスターミナルのおばちゃんに聞いた八時半のウビータ行きバスに間に合うように八時過ぎにバスターミナルへ。窓口でチケットを買おうとしたらウビータ行きは九時半だって。。。ウビータでの乗り換え時間含めかなり詳しく教えてくれたのに間違っていたとは参った。

ケポスのバスターミナル
ケポスのバスターミナル

バスまで一時間二〇分。一〇分ほどバスターミナルで待っていたがバス通りまで出ればサンホセ方面から来たバスを拾えるかもと町を出て、北にある幹線道路を目指す。一〇分くらい歩けば大丈夫だろうと思っていたがバスターミナルから二.五キロ超あり二五分程度歩くことに。天気が良いからくそ暑い。

大通り沿いにはスーパーマーケット二軒と高校があった。東のパルマル方面へ向かう幹線道路の歩道に木陰があったのでその下で立って待つ。しかし、待てどもバスは通らない。足下に置いてあったリュックに上から鶏の糞が落ちてくる。運がないのか、ウンが付いたのか・・・

パルマルノルテ方面へのバスを待った幹線道路
パルマルノルテ方面へのバスを待った幹線道路

九時半になり諦めてケポス発のウビータ行に乗ろうとケポス方面にあるバス停へ向けて歩き始めたらショッキングピンクのTracopa社のバスがやってきた。知らない行き先だったので一瞬躊躇したが手を挙げるとバスが止まる。走って追いかける途中に胸ポケットに入れていたスマホを落として画面が割れた。胸ポケット入れたらダメだぁね。後で気付いたが透明なプラスチックケースも無くしていた。

どこに行くと聞かれてパルマルノルテと答えると乗れという。いくらか聞くと六千いくらと聞こえたので聞き間違いかと二〇〇〇札を出したら足りないと言われ一〇〇〇〇札を出したら五〇〇〇返ってきた。絶対最初五〇〇〇って言ってなかったぞ。アバウトだな。

バスは満席で後部の乗降用の階段に座る羽目に。私の他に二人座席が無くて同じような場所に座らされていた。車内はエアコンが効いて快適だが尻が痛くなってきた。四〇分ほど走ると乗客が何人か降りてやっと座席に座れる。海沿いの道を走るが木が邪魔であまり海は見えない。どうやらこのバスはパナマ国境方面のGolfitoまで行くようだ。

予定より早くパルマルノルテに到着!TRACOPA社のオフィス前にて
予定より早くパルマルノルテに到着!TRACOPA社のオフィス前にて

当初乗り換える予定だったウビータに五〇分で到着しレストランと売店があるところで三〇分休憩。そしてパルマルノルテには十一時二〇分に到着した。休憩含めて二時間弱か。やはり五〇〇〇はぼったくりだと思うが早く到着したから良しとするか。

世界遺産に指定されているディキスの石球に関する博物館があるFinca6(フィンカセイス)を目指す。事前に地図を見て調べた感じだとシェルぺ行きのバスが近くを通りそうだったのでバスを探す。パルマルノルテはバスターミナルが存在しておらず会社によって発車場所が異なるのだ。

シェルペ行の趣のあるバス
シェルペ行の趣のあるバス

Tracopa社の発着場から一ブロック中心部へ進み、右を見るとシェルぺ行きのぼろいバスが停まっている。発車時間は十一時半。すぐ出発すると言われて乗り込む。コスタリカで汚いバスは初めてだが地方の町や村を結ぶバスにはこういった趣のあるバスが使われているのだろう。

バスは途中、道路工事で一五分停車させられたが四〇分でFinca6の博物館近くに到着した。戻りのバスはシェルぺを一三時半発らしい。一時間半くらいは見学できるな。

高床式のFinca6の博物館
高床式のFinca6の博物館

数百メートル歩くと木造の高床式の建物がある。ここが博物館だ。まず入場料を六ドル支払ってチケットと地図を受け取り、順路の説明を受ける。地図には書いてあるがここには何もないから行くなと言われたが、展示の規模を縮小しているのだろうか。

この遺跡に関する一〇分のビデオを見るかと聞かれたので見ることに。博物館の一画に曲面液晶テレビに向かって椅子を並べてある場所がある。係員がリモコンを操作してビデオスタート。音声はスペイン語で英語の字幕。Finca6の説明や発掘当時の様子が流れる。結局、何のために丸い石を作ったかは判明していないようだ。

Finca6の博物館の展示物
Finca6の博物館の展示物

博物館内には少しの石の彫刻や土器と、ディキス地方の歴史や一部サイトの説明が展示されていた。石球を作っていたのは紀元前三〇〇年からスペイン人に征服された一五〇〇年位までのようだ

無造作に集められた石球
無造作に集められた石球

博物館を出て散策路へ。発掘してから再び埋めてしまったようで石球のある場所は草むらが広がっている。一部の石球は半分以上地面に埋まっている。石球を持ってきて集めた場所には大きさの違う石が集まっていた。建物の基礎もわからない状態なので単に石が置いてあるだけな気がして想像がかきたてられる場所ではなかった。ただ、なぜこんな石球を何のために沢山作ったのかは気になるが。

一三時半にバスを降りた場所に戻る。少し経つとエンジ色の車体のタクシーが止まり一〇〇〇コロンで乗っていけと声を掛けられたが断る。かなり安かったのは恐らくシェルぺまで客を乗せてパルマルノルテに戻る途中だったのだろう。一〇分ほどでシェルぺ方面から英語でスクールバスと書かれた黄色いバスがやってきた。さっきのバスと違うなと思い一瞬手を挙げるのをためらったら行ってしまった。こりゃ、やっちまったかなとパルマルノルテ方面へ歩き始める。自転車で後ろから来た男にパルマルノルテ行きのバスは行った?と聞いたらさっき行ったのは違って後から来ると教えてもらった。そういうことならと、もう少し待っていると来るときに乗ってきたバスがやってくる。運転手も同じだった。

バスにいた親子犬
バスにいた親子犬

バスの通路を挟んで隣には子犬を段ボール箱に入れて運ぶ男女。母犬も一緒にいたが吠えずに大人しくしていた。白っぽい子から真っ黒の子まで同じ母親から生まれたのに外見が全く違っておもしろいものだ。

パルマルノルテに戻って一四時一五分。今日はパルマルノルテに泊まる予定だったがパナマに入国できるんじゃないかとTracopa社のオフィスでパナマ方面行きバスの時間を確認。一五時に国境のパソカノアスへ行くバスがあるようだ。コスタリカの通貨コロンも残り少ないし、物価も高いからパナマまで行っちまうか。国境近くの町ダビへ到着するのは夜だと思うが夜行バスでそのままパナマシティに向かおう。

パルマルノルテで見かけた美人なマネキン
パルマルノルテで見かけた美人なマネキン

そうと決まれば出発準備。まずは腹ごしらえと食堂を探すが小さい町でなかなか食堂らしき店が見つからない。ようやく見つけた店で米、豆、サラダ、肉のセットで三〇〇〇コロン。久しぶりにパサパサしたラテンアメリカのまずい牛肉を食った。この味は昔いたエクアドルと同じで懐かしくなる。

店の中で若い兄ちゃんとじいちゃんが喧嘩を始め、なぜか若い奴がボコボコにされてた。じいちゃん別に動き速くないのに。どうやら若い男は薬でラリっているか酒で酔っ払って絡んだらしい。変な奴はどこにでもいるもんだ。

パソカノアス行きバスは一〇分ほど遅れてやってきた。国境までの運賃は二〇〇〇コロン。乗車するとエアコンが効きすぎて寒い。窓の外側が結露していた。車窓から見えるコスタリカは本当に緑が豊かだ。

大きなスーパ等がある比較的大きな町ネイリーのバスターミナルでほとんどの乗客が降りていった。交通量が多く、バスはそれほどスピードは出していなかったが一七時過ぎに国境に到着する。エアコン効きすぎのせいでカメラが結露してしまった。カビや曇りの原因になるから勘弁して欲しいわ。

イミグレーションは少し戻った場所にあり、まず道路を挟んで向かいの黄色いコピー屋で出国税を払ってからイミグレーションで手続きをする。出国税は八ドルと貼り紙があったのだが後でレシートを見ると七ドルになっている。ちょろまかされたか。イミグレでは前に親子が手続きをしていたが何か問題があったのか私が呼ばれて先に出国手続きが終わった。

国境にて余ったコロンで飲んだコーラ
国境にて余ったコロンで飲んだコーラ

三〇〇〇コロン弱残っているので使っていこうと思ったが、まだ腹も減ってないしいいかと瓶のコーラ一本五〇〇コロンだけレストランで飲んだ。六〇〇ミリのペットボトルもあったが一〇〇〇コロンと日本より高くバカバカしかったので瓶にした。

パナマのイミグレーションに向かう間に大粒の雨が降ってきた。

手前のガラガラなのがパナマ入国側、奥の混雑しているのが出国側
手前のガラガラなのがパナマ入国側、奥の混雑しているのが出国側

パナマの国旗の色と同じ配色のイミグレは出国側は国際バスが到着したようで白人の集団で混雑している。入国は私だけでどこに行くかだけ聞かれて顔写真と一〇本の指紋登録をしてすぐにスタンプをもらえた。出国チケットや所持金五〇〇ドル以上といったチェックはいっさい受けなかった。

バスを降りて二〇分。暗くなる前に国境を越えた。この国境はかなり時間がかかることもあるようなので運が良かったのかも。

コスタリカとパナマの間では時差があり、パナマが一時間早い。カンクンから旅してきたが時計はメキシコ時間のまま一時間早い状態で使ってきた。パナマに入ってようやく時間が俺に追いついてきたな。

イミグレーションを越えて数十メートル先の左手にマイクロバスが何台か停車している。ここからダビ行きのミニバスが出る。ガラガラのマイクロバスに乗り込み五分ほど経つとまだ客でいっぱいになっていないのに発車した。

外は少しずつ暗くなり真っ暗になる。運転手は走り屋っぽくてファースト、セカンド、サードとギアをあげるまでにかなり引っ張ってからギアチェンジするのでうるさい。アクセルを抜くとシュパ、シュパと音が鳴る。途中、何度も乗降させるときにブンブン、シュパシュパ鬱陶しいこと、この上ない。

すっかり夜のダビのバスターミナル
すっかり夜のダビのバスターミナル

国境から一時間弱でダビの町に入り、更に一五分程で終点のバスターミナルへ到着する。このバスターミナルはマイクロバスが多く停車している。夜行でパナマシティまで行ってしまおうと思ったので乗り場がどこか確認するとバスターミナルの一番端にあるそうだ。

エアコンの効いた待合室がありその手前の窓口でバスのチケットが買える。鈍行便で一五.二五ドル。二〇時半のバスチケットを買ったつもりが二三時半のバスだったので確認したら八(オーチョ)と十一(オンセ)を聞き間違えたっぽい。すぐに時間を変えてくれた。俺の発音が悪いのか?正直紛らわしい発音じゃないのだが。

パナマシティ行のバス
パナマシティ行のバス

待合室にはWi-Fiが飛んでいる。発車の三〇分前に待合室から人が減る。外を見ると二階建てのバスが停車している。さすがパナマ良いバスだな。一〇分ほど待合室にいたが係員に乗車を促されたので乗車。内部も立派で二×二の座席配列だが前後は広く足下には大きなフットレストが付いていた。

時刻通りにバスは発車。一番前には画面がありアフガニスタンを舞台にした米軍とタリバンの戦いの映画かドラマを流している。エアコンが効きすぎでかなり寒いのでウィンドブレーカーを着て寒さを凌ぐ。少し走ると照明が落とされ真っ暗になった。

途中、検札があり、四時間ほど走ったところで休憩のため全員がバスを下ろされる。休憩所にフリーWi-Fi飛んでいた。パナマは進んでいるな。

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