ターミナルビルを出るとバス乗り場がある。13番は手前側に停まる
空港から市内のミルカブバスターミナルへは13番のバスで行ける。二五〇フィルス。ターミナルを右に出てまっすぐ歩くとバス乗り場がある。乗る際は空港寄りのスペースで待つと良い。奥の方からはX1からX4のバスが発着し13番は停車しない。
郊外にはアパートなのか似た建物が立ち並ぶ
クウェート・シティ中心部にあるミルカブバスターミナルまでは一時間程度。クウェートは背の高い建物が多く、郊外にはマンションだかアパートっぽい一〇階程度の似たような建物がまとまって立っていた。
一時間程度でミルカブバスターミナルへ到着。バスはバスターミナルの中には入らず、近くを通ってそのまま走り去った。バス運行会社が複数あり白い車体のKPTCのバスしかバスターミナルに入らないようだ。
ここから歩いて目星を付けていた場所を徒歩にて訪問する事に。
[グランドモスク]
グランドモスク外観
一万人同時に礼拝できるという大型モスク。二ヶ所ある入口のどちらからか入って警備員に声をかけるとツアーの待合所になっているカフェのようなスペースに連れてこられる。頻繁に無料の見学ツアーが行われているようで時間になるまで待てとのこと。この間にコーヒーやお茶はセルフサービスで飲める。
時間になると白いスカーフで髪を隠し、茶色い服の女性ガイドが現れてツアー開始。外国人女性は髪や肌を隠すように黒い衣装を借りて付ける必要がある。
一万人が礼拝可能なホール
まず一万人が礼拝可能なホールに通され内部を移動しつつ説明を受ける。シャンデリアはヨーロッパから輸入したとか金に糸目を付けずに建てたように感じられた。このホールは決まった日だけ使われていて通常は別に小さいホールがあるのでそで礼拝をしているから外国人が見学可能らしい。女性はホールの後方、内部が見えないように木の飾り窓が高いところに設置されていてその後ろで礼拝するそうだ。その際は顔や手を出して問題ないそうだ。
貴賓室をガイドが説明中
奥には広い貴賓席があり天井からはシャンデリア、壁沿いにソファーが並べられ壁や天井には細かい手の込んだ細工、足元は高そうな絨毯が敷かれていた。壁には液晶テレビが設置されていてサムスン製でがっかりだ。
ツアーは一時間強で終了。待合所に戻り水、ジュース、ビスケットをもらって終了。英語の説明は半分くらいしかわからなかったが文化のことを聞けて楽しいと思う。
[クウェート・タワー]
グランドモスクから四キロ超の道のり。空港泊が続き、疲れが溜まった体にはしんどい距離。移動中に強い雨も降り始めた。ついてない。。。
三本のクウェート・タワー
タワーの敷地に入るには三クウェートディナール(約一一五〇円)必要。展望台には上がらないんだけどと伝えたが入場拒否された。丘に登るのは好きだけどタワーに上るのはあんまり興味がないんだよな。タワーは三本あり二つ球体のある塔の上段が展望台になっているようだ。
クウェート・タワーの隣にはプールがある
タワーの隣にはウォータースライダーのあるプールがあったが季節外れなので閉まっていた。
タワー周辺は遊歩道が整備されたくさんの家族連れが散策していた。また、野良猫も多く住んでいるようだ。
ここからミルカブバスターミナルまで五キロ強、雨の中歩いて戻ったのは苦行に近かった。ね、眠い。。。
[ムバラキヤ・スーク]
午前中に歩いた際は閑散としていたが夕方一六時を過ぎには、にぎわい始めていた。肉、野菜果物、金細工、服、雑貨など販売商品ごとに区画が分けられている。メイン通りの片側には両替商がずらりと並んでいた。食料品はほとんどが輸入らしいが量も種類も豊富だった。
スークには黒いアバヤで目だけ出した女性が多く歩いていた
このスークにはアーケード商店街のように屋根が付いていて雨が降っても問題ない。クウェートはアラブ諸国の中でも保守的で女性は目だけを出した黒いゆったりとした服装の人がほとんどだ。法律的には髪を隠せば良いそうだ。ただし、女児はそのルールが適用されていないようだ。
休憩用に水たばこを吸うコーナーがあるようで男たちが並んで座り煙を吐いていた。マクドナルドを発見してメニューを見たが豚が無くて羊があるのが日本との違いかな。
歩いているとパンパン軽い破裂音がする。子供が小さい癇癪玉を投げて遊んでいるようだ。
スーク内の屋台街
市場の一区画に屋台街があり、テーブルがずらりと並んでいる。ここでケバブとご飯のセットで夕食。量は多めでがっつり。日本で食うケバブと違ってうまい。味付けは変わらないように思うが肉が新鮮なのか。これで二.五ディナール也(約一〇〇〇円)安めのメニューでこれだから物価高いね。ただ、うまかったんで満足。
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市内から空港へ戻るには再び13番のバスを使うと良い。バスターミナルから乗っても良いが、バスターミナルの北西の大通りに出てムバラキヤ・スーク方面へ向かう13番バスを捕まえる方が本数が多くて良いだろう。
クウェート・シティの街並み
クウェート・シティは高層ビルの立ち並ぶ近代的な都市だった。建設中のビルも場所によっては空き地もまだ多いので更にビルが増えていくのだろう。湾岸戦争の傷跡で建物に弾痕が残っていないかキョロキョロしたが見つからなかった。出稼ぎのインド系の人が多くバス運転手やスークで働く人のほとんどがそういう人達だった。見るところが少ないのと物価が高いので長居は不要だが一日、二日程度滞在するには良いかもしれない。
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