ドバイからアル・アインへの片道バスチケット
日本語だとアル・アインだが現地だとアッラインのような感じでルを強く発音しないようだ。
アル・アイン行の白いバス
バスはチケット売り場から見て二列目の白い中型バスがアル・アイン行きだ。満車になったバスでも時間まで待つようで、乗務員に後から来た乗客が乗せろと交渉しているようだった。
私はすぐ後ろに止まっていたバスに乗車。前のバスが発車して一〇分遅れで発車した。前の三列にLadies Only(女性専用)と書かれていたが男性も座っていた。同行者の男女が並んで座っていたのであまり厳格ではないのだろう。
背の低い木々と草がまばらに生える砂漠を通る道を進む。遠くには送電用の鉄塔が見える。
約二時間でアル・アインだ。バスはバスターミナルの前に停車する。アル・アイン周辺にはいくつか世界遺産に登録されている場所がありそのうちの一つヒリー遺跡公園に行こうと思っていた。実はドバイからのバスが数キロ離れた場所を通過していた。
ヒリー方面へ向かう900番のバス乗り場は右上のピン。左下のピンはバスターミナル
バスで行けるか調べたら900番で近くまで行けるようだ。アル・アインのバスに乗るにはICカードが必要なのでバスターミナルにて二〇ディルハムで購入。バスターミナルから少し離れたバス停から乗車できる。だいたい三〇分に一本走っているようだ。
乗車して四〇分ほどで遺跡公園入口近くまで行ける。私は降りるのをミスって終点まで行ってしまい、折り返して到着した。時間がかかり、歩く必要もあるので暑くない冬で且つ時間のある人はバスを使うのも良いかもしれない。
バス停から遺跡公園入口までは一キロほどの道のり。警備員がいてここは家族専用で一人じゃ入れないと言われたが何とか頼み込んで入れてもらう。
ヒリー遺跡公園。普通の公園の中に遺跡が点在している
遺跡公園と名付けられているものの遊具や緑の広場がほとんどの面積を占め、遺跡は入口付近に紀元前二千年代の建物の基礎や墓が四ヶ所あるのみ。公園内にモスクがあるのがイスラム圏っぽいと思った。
入口近くに戻ると別の警備員がいてすぐに出ろと声をかけてくる。もう少しだけと伝えたが許してくれず出る羽目に。到着時に緩い警備員で良かった。最初からこいつだったら入れなかったな。もし、このページを見てヒリー遺跡公園を訪問しようと思った方がいれば基本ファミリー向けなので一人だと入場拒否されることがあるリスクを認識したうえでトライしてほしい。
遺跡公園に隣接した立ち入り禁止区域。掘れば遺跡が出そう
遺跡公園の横には灰色の植物が生えた荒涼とした白っぽい大地が広がっている。掘れば色々出そうだな。公園よりも実はこっちの方が重要なんじゃないか。
アル・アイン・オアシスは遊歩道が整備されている
バスで市内へ戻り、世界遺産に含まれるアル・アイン・オアシスへ。遊歩道の整備された公園で紀元前二千年代からオアシスが存在していたらしい。水路が通っていたが造りからして新しいもののように見えた。
魚と米が別々に出てきたワイルドなビリヤニ。12AED(約360円)
散策を終え既に一七時過ぎ。腹が減ったのでバスターミナル近くの食堂でフィッシュビリヤニを頼んだら素のビリヤニと別皿で干し魚を焼いたものが出てきた。腹の中に入れば一緒だけどなんか違うよなこれ。
バスターミナルに入って一番奥にあるカウンターでドバイ行きのチケットを購入。復路も二〇ディルハムだ。バスターミナルの建物から出て少し歩いた場所にマイクロバスが止まっていてそれがドバイ行きらしい(バスターミナルの敷地内には停車している)
最後に女性が何人か乗ってきて前方にいた男性が後ろに移動してくる。イスラム圏は見知らぬ男女が並んで座ってはいけないので大変だ。補助席まで埋まりマイクロバスは発車した。
アル・アインの町の風景。窓の形などイスラムっぽい
空は夕暮れ時で赤く染まり、店のネオンがキラキラと光り始めていた。モスクからはアザーンが流れ、男たちがサンダルを脱いでぞろぞろとモスクに入っていく。空がどんどん暗くなり夜になった道をマイクロバスはドバイへ向かい走った。
ドバイまでの復路も二時間。アル・グベイババスターミナルに到着する前に地下鉄レッドラインのAl Jafiliya駅に立ち寄る。
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