二〇一九年九月にカトマンズからポカラへツーリストバス(乗り合いワンボックスカー)で移動した。ツーリストバスの運賃は五二五ルピーでカトマンズのニューバスパーク付近から出発し、ポカラのオールドバスパークまで約六時間半の移動だった。この記事ではその時のことを記載する。
リングロード沿いにあるツーリストバス発着場
空港からの路線バスを降りてニューバスパークへ向かおうとすると、どこへ行くんだと声をかけられる。大型の古いハイエースが何台も止まっている。ニューバスパークまで行かなくてもツーリストバスは大道り沿いのエリアから出発するようだ。ちなみにネパールでは乗り合いのワンボックスカーをツーリストバスと呼ぶ。(普通のバスでもツーリスト向けはツーリストバスと呼ばれる) こんな名前だが旅行者だけでなく現地民も利用している。通常のバスよりも速く移動できるのでバスより少し運賃が割高になる。
値段を聞くとポカラまで五二五ルピーとのこと。ガイドブックに書いてある値段とほぼ変わらないのですぐそばにある小屋でチケットを購入する。ほぼ満員だったが後ろの四人席が二人しか座っておらず空いていたのでそちらへ。
ツーリストバス車内の様子
最初は余裕があったが途中、おばちゃんが乗ってきて隣に座ると狭いわ、暑苦しいわで一気にしんどくなる。
ワンボックスはカトマンズの街を抜け、西へ向けてゆっくり進む。カトマンズを抜けるとくねくねした対面通行の細い道に出る。最初は下るようだ。道が悪くガタガタする。一番後ろだから揺れるなー。
下り坂も終盤というところで隣のおばちゃんが車掌にビニール袋を要求。これアカンやつだーと思っていたらビチョビチョと音が聞こえてくる。匂いがしなかったのは不幸中の幸い。このおばちゃん慣れてるな。ビニール袋ごと窓から捨てて一件落着。捨てられた後の物がどうなったかはわからない。
下りが終わると町に入る。人の乗降は行わずワンボックスは町を抜ける。
最初に停まった休憩所
二時間走ってレストランの前で停車。約二〇分の休憩。運転手や何人かの乗客はレストランで食事。特に腹は減っていなかったので五〇〇ミリリットルのコーラを一〇〇ルピー(一〇〇円弱)で購入。来たばかりだから物価がわからんのだが思ったより高いな。
沿道の川を渡る
車は川沿いを走る。渓谷になっていて景色が良い。高低差もわずかでかなりスピードが出るようになってきた。
途中の町で隣に座っていた臭い男が下車し再び座席に余裕ができた。川が見えなくなると上り道が始まる。最初は急に、町に入るとなだらかに上って行く。
二度目の休憩所にて
再び二時間程度走ったところでレストランの前で停車する。今度は一〇分も停車せずすぐに再出発した。
この後も舗装状況の悪い上り道を進む。川沿いに大きな採石場が見えて更に進むとポカラの町に入る。空はだいぶ暗くなっていた。
ポカラのオールドバスパーク前が終点。大雨で真っ暗
終点はオールドバスパーク前の路上。天気は大雨。時間は一八時半過ぎ。だいたい六時間半弱の移動だった。
成都からの長い移動もようやく終わりか。レイクサイドにある目星を付けている宿へ向かわねば。
ネパール旅行記概要
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