バクー散策   

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2020/05/17

バクー散策

2019年12月にアゼルバイジャンのバクーを訪問した。この記事では私の訪問した観光スポットや宿泊した宿について記載する。


この記事で紹介している場所の地図

[ニザミ通り、噴水広場]

賑わうニザミ通り
賑わうニザミ通り

ニザミ通りは歩行者専用道路になっていて左右に小洒落た店が立ち並ぶ。年末なのでサンタクロースのディスプレイや2020の表示が多い。ムスリムが多いはずなのに噴水公園には銅像がいくつか置かれていて緩いんだな。

女性もほとんどの人が洋服でミニスカートの女性も見かける。髪も隠さず歩く人が多く開放的な印象を受けた。

サンタに扮する人々
サンタに扮する人々

サンタの格好や着ぐるみを着て一緒に写真を撮ってなんぼという輩を見かけたが、外国人観光客向けというよりアゼルバイジャンの人を相手にしているようだった。

噴水広場に面して営業しているマクドナルド
噴水広場に面して営業しているマクドナルド

噴水公園の前にはマクドナルドが出店していた。日曜だからかかなり混雑していた。セットで7マナトだったので日本よりちょっと安いくらいかな。1マナト63円ほどなので約450円。

ダーツを風船に投げて遊ぶゲーム
ダーツを風船に投げて遊ぶゲーム

噴水公園には年末の催しらしく食べ物などを売る小屋や屋台が出て殺人的な賑わい。ダーツを投げて的の風船を割って景品をもらうゲーム、トランスフォーマーの格好をした人と一緒に写真を撮れるイベントなど催されていた。

ニザミ通りにはエセ日本ブランドで有名なメイソウも出店していた。中に入ってみたが一部商品のパッケージに日本語が使われているという偽装っぷり。ロゴをパクられたユニクロさんにビジネスモデルをパクられたダイソーさんには海外でも頑張って欲しいもんです。店内均一いくらって売り方ではなかったけど。


[旧市街]

旧市街は壁に囲まれている
旧市街は壁に囲まれている

旧市街への入口はいくつかあるのだけれど噴水広場から少し歩いた場所に旧市街を囲う石壁の門があり、そこから内部へ入った。

旧市街にて
旧市街にて

内部の道は石畳が敷き詰められている。砂色の漆喰で色合いが統一された建物が建ち並び整った街並みだ。所々工事中の箇所もあるが絵などが描かれた衝立で隠して景観に気を遣っていた。

観光客向けのホテル、レストラン、土産物屋が目立つ。土産物屋にはマトリョーシカ、バクーと書かれたキーホルダー、毛玉のような帽子などが売られていた。多くの土産物屋で写真は1マナトの張り紙があってケチくさい印象。

乙女の塔。年末なので2020のオブジェがあった
乙女の塔。年末なので2020のオブジェがあった

大通りを歩いて乙女の塔に到着。何とかと煙は高いところが好きという言葉があるとおり塔に上ろうと近くのチケット売場に並ぶ。みんな順番守らんなと思いつつ、やっと順番が来て外国人料金で割高になっている入場料15マナト払うもなかなかチケットが渡されない。機械で出力される方式なのだが外国人用のチケットがうまく出力できないようだ。アゼルバイジャン人が横から金を払ってチケットをどんどん買っていく。5分経っても出てこないので返金してもらった。

シルヴァンシャフ宮殿
シルヴァンシャフ宮殿

旧市街の有名スポットは乙女の塔の他にシルヴァンシャフ宮殿がある。乙女の塔から最短距離で行くには細い道を通る必要があり、大通りには観光客向けの店が多くあったがこういう場所では個人の住宅らしき佇まいの建物が多くなる。行き止まりかと思ったが少し先に進んで確認すると細い道が続いていた。迷路と言うには狭いけど雰囲気はあるな。

シルヴァンシャフ宮殿は旧市街の高台にある。ここも外国人料金で入場料は15マナト。歴史資料の展示や意匠の凝らされた建物があるようだが見晴らしが良いわけではないので中には入らず。

夜の旧市街
夜の旧市街

旧市街は夜行くと人通りの多い通りはライトアップされていて美しかった。夜8時前に訪問したが歩行者もそれなりにいて雰囲気は悪くない。レストランも賑わっていた。

[海岸公園]

海沿いは遊歩道が整備されている
海沿いは遊歩道が整備されている

カスピ海沿いに遊歩道が続き、かなりの人で賑わっていた。年末イベントらしく噴水公園と同様、食べ物などを販売する小屋が集まって人で賑わっていた。

公園内にはツリーなどライトアップされていた
公園内にはツリーなどライトアップされていた

サンタのパネルがありHappy New Yearと書いてあった。クリスマスと新年を同時に祝うって効率がいいな。

フリーwifiの表示があったので接続してみたがアゼルバイジャンの電話番号にSMSを送付して登録する必要があったので諦めた。

[殉教者の小道]

戦死した人の肖像画の描かれた石碑が並ぶ
戦死した人の肖像画の描かれた石碑が並ぶ

ケーブルカー(片道1マナト)で上った場所にある。1990年代前半のバクー争乱やアルメニアとの戦いで戦死した人たちの肖像画と墓石のようなオブジェが数百メートルに渡って続く道。肖像画の下には名前、生年と没年が書かれていた。中年から青年、男女問わず描かれていた。見ていると死者との対面をしている気分になり重苦しい気分になる。

展望台からカスピ海や街を見下ろすことができる
展望台からカスピ海や街を見下ろすことができる

この近くの展望台からバクーの町を見晴らすことができる。また、夜間ライトアップされるトリプルビルのフレームタワーはすぐそばにある。

[BINAショッピングセンター]

ショッピングセンターの様子
ショッピングセンターの様子

ゴブスタン行きのバス発着所に隣接してあるショッピングセンター。広大な敷地内に靴、服がメインでその他食堂や雑貨なども売っている。

良くある西洋式のショッピングセンターではなく、区画割りがされ個人商店が並ぶバザールのような印象。圧巻は靴売場。数ブロックに渡り靴しか売っていない。靴をそんなに売っても買う量は限られてるだろうに。

マネキンの顔が落書き
マネキンの顔が落書き

南北は広い通路で東西は狭い通路で繋がれている。東西の通路に面してペイトイレが設置されていた。通路で歩きながらベルトを大量に掛けた手押し車で売るおっちゃん、台車に鮮魚の入った箱を乗せて売るおばちゃんなど雑然としている。他には香水、絨毯なども売っているが似たようなものばかり売っていてバランスの悪さが気になる場所だった。

[宿泊した宿(Shaan E Punjab Hostel)]

ホステルの入口
ホステルの入口

歩行者で賑わうメインストリートのニザミ通りから一本入った道に入り口がある。内部に入り階段を上がったところにホステルの入口はあった。

中に入るとインドの音楽が大音量で流れている。誰もいないので声をかけると若くて黒い髭の男が現れた。どうやらインド人のようだ。他の宿泊客もインド人で旅行者向けというよりは長期滞在者向けなのかなと。

12人用ドミトリ
12人用ドミトリ

広い部屋の壁沿いに二段ベッドが6つ置かれた。12人用ドミトリに宿泊。テーブルなどはなくベッドだけのシンプルな造りだ。ベッドごとに灯りや電源はない。電源は所々の壁にあったが12もなかった。私が宿泊した際は6人程度しかいなかったので問題なかったが満室だと取り合いになるかも。

トイレ兼シャワールームはひとつのみ。タイミングが良かったのか被ることは無かったが他の人と時間が被ると待たされるかもしれない。

共用のキッチンもあったが使っていないので詳細は不明。

ゲストハウス内部
ゲストハウス内部

チェックアウトは12時まで。私が滞在した際、朝9時過ぎまで管理者が起きてこなかったので朝に用事のある人は夜のうちに伝えておいた方が良いだろう。また、チェックアウト後の荷物預かりはラゲッジスペースに置かないと延泊料金を請求されるので注意。管理者が眠そうだったからベッドの下に荷物を置いて出て、戻ってきて金を払う際に少しもめた。

結局、彼が折れて延泊料金は不要になったが一泊3.75マナトだったが4マナト払って釣りはもらわなかった。言うべきことはちゃんと言わないともめるな。

管理人の彼はバクーに来て1年ほどらしい。生まれはインドだがイギリスで教育を受けて国籍はイギリスとのこと。確かにインド人なのに訛がないのはそのせいか。日本が好きで親切な人なので(私とはコミュニケーションミスがあったが)英語でのコミュニケーションができればいろいろ頼りになるかもしれない。

[バクーの地下鉄]

バクーの地下鉄は撮影禁止なので写真が撮れなかった。駅に入るとICカード販売やリチャージの機械がある。警官も立っていて荷物に金属探知機を当てて形式的なチェックをしてくる。

自動改札機があるのでICカードを当てると扉が開いて中に入れる。改札の先にホームへ向かう長いエスカレーターがある。旧共産圏の地下鉄は駅が地上にあってホームが地下にあるのが多いな。

エスカレーターを降りるとどちらのホームにどこ方面の電車が来るか英語で記載してある。路線図もあるので乗る方面はわかりやすいと思う。

銀色の車体の下部に紫色の帯が引かれた車両がやってくるので乗車する。座席は壁側に横並びになっている。路線図があり、車内アナウンスが流れるので下車時もわかりやすい。

下車時はexitの表示に従いエスカレーターを上がって駅を出る。降りる際はICカードのタッチは不要だった。

エスカレーターは階段と手すりの速度が微妙に異なりずっと手すりを持っていると手だけが先に進んでしまい持ち変える必要がある。エスカレーターの手すりの調整は意外と難しいようで旧共産圏の地下鉄だとどこも似たような状況なのは笑える。

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