イスタンブールを散策し夜行でサフランボルへ(2011年4月17日)   

スポンサーリンク

2018/05/21

イスタンブールを散策し夜行でサフランボルへ(2011年4月17日)


六時半頃目を覚まし出発の準備をする。

</span><span lang=
一夜を明かした空港のベンチ

七時に出発。モスクワの空港で話した人が近くのベンチで寝ていたので軽く挨拶。SNSで知り合った人に泊めてもらいながら旅すると言っていたがそんなことができる世の中なのかねえ。私だったら気を使ってしまうのでだんだん辛くなってしまいそうだな。

</span><span lang=
空港駅の地下鉄ホーム

サフランボル行きの夜行バスを予約しようと地下鉄でバスターミナルへ。バスターミナルの駅に降りてびっくりしたのがバスターミナルらしき大きな建物がなく、道を隔ててバス会社のオフィスが林立していたことだ。こういうバスターミナルは初めて。どこに行けば良いかわからなかったのでインフォメーションでサフランボルへのバスを扱っている会社のオフィスがどこか確認する。

</span><span lang=
バスターミナル。奥に見える建物にバス会社のオフィスが並んでいる。バスはオフィスの裏から出発する

教えてもらったオフィスで髭のいかつい男にバスの出発時刻を聞き二十三時半のチケットを買う。これでイスタンブールに宿泊しないことが決まった。都会は苦手なので長居しないに限る。

</span><span lang=
地下鉄を流し撮り!そして失敗orz

まずはグランバザールに行こうと地下鉄で終点まで。そこから歩くこと約二〇分で到着。まだ門が閉まっていた。九時前だから早すぎたのかと二〇分間、九時まで待つがそれでも開く気配がない。また後で来るかとスルタンアフメット方面へ。(後で知ったが日曜日は休みらしい。残念

</span><span lang=
























閉ざされたグランバザールの入口

歩くこと約十数分でスルタンアフメット地区に到着。この地区には六本の尖塔と内部の美しいタイルが印象的なスルタンアフメットジャーミー、ビザンツ時代のモザイク画が残り博物館になっているアヤソフィア、
意匠を凝らしたハレムの建物や展示された宝物が帝国の往事を思い起こさせるトプカプ宮殿がある。この三カ所を順に巡ったが観光客が多くて参ってしまうので一回行けばもう充分かな。

</span><span lang=
スルタンアフメットジャーミーを正面から

</span><span lang=
装飾の美しいスルタンアフメットジャーミー内部

</span><span lang=
人で賑わうアヤソフィア内部

</span><span lang=
アヤソフィアに残るビザンツ時代のモザイク画

</span><span lang=
トプカプ宮殿の敷地から見たボスポラス海峡

</span><span lang=
トプカプ宮殿のハレムにて、人形で当時の生活を再現していた

次は友人から聞いていたオスマントルコ時代の楽隊のコンサートが開催される軍事博物館へ。コンサートは一五時からと聞いていたが既に十四時半。三〇分じゃ間に合わないかと思いながら移動開始。

トラムと呼ばれる路面電車で終点まで行き、そこから地下を走るケーブルカーに乗り換え、更に一キロ弱歩かねばならない。途中、トラムからケーブルカーへの乗り換え場所が見つからなかったトラブルはあったが急いで歩いて一五時二〇分に到着できた。

</span><span lang=
ケーブルカー車内

ここは軍施設なので色々と面倒で敷地に入るのと建物に入るのと計2回もX線荷物検査を通らないといけない。入ったあとはクロークに荷物を預ける。そしてチケットを買ってやっと入場だ。ちなみにこの博物館はトルコでは珍しくカメラ持ち込み料を取られる。

既に音楽が聞こえていたので早歩きで奥へ、ずんずん奥へ。でもなかなか着かない。どんだけ広いんだよ!?そしてようやく到着すると楽隊がちょうど退場するところだった。一回目は見逃したがもう一回やるはず。思っていたより大きなホールで数百人は収容できる規模だ。三分の一程度の聴衆は帰ったので空いた席に座って待つ。

</span><span lang=
退場していく楽団

トルコ語らしき楽隊の歴史のビデオが約一五分流れ、終わったら掛け声がかかり音楽と共に舞台の右上の坂になっているところと正面下の出入り口の二カ所から楽団がわらわらと登場してくる。思っていたより多いなあ。50人弱はいるぞ。

まずはリーダーらしき男が前に出て指示をすると戦闘員らしき男が抜刀して臨戦態勢に入る。その後リーダーから指揮者に交代して演奏開始。太鼓にラッパに歌、そしてシンバルとあまり楽器の種類はないのだがなかなか迫力があって良い。

演奏と全く関係ないのだが曲が終わる度に客席に振り向く指揮者の切なそうなお辞儀と演奏中微動だにしない戦闘員の忍耐力。そして立派すぎてつけ髭にしか見えない何人もの楽団のメンバーが印象に残った。

演奏が終了し楽団が退場。折角なので博物館の展示を見たがオスマン朝以降のものが集められていたため比較的新しいものが多くまあこんなもんかという感想。ただ、これだけ武器があれば実際に戦争で使われ人の命を奪ったものもいくつかあるのだろうしあまり気分の良いものではなかった。

</span><span lang=
戦争博物館の展示。なぜかハマム(トルコ風呂)の再現が。

歩いてケーブルカーに戻る途中、道で変な奴に声をかけられた。時間を聞くふりをして話を始め、ちょっと相手をするとJTBで働いている友達がいるとか、この辺りは日本人街だから見てみようと誘われた。人通りの多いところだからちょっとついて行ってみるかと思いいくつか日本料理店の前を通り、最後に酒でも飲みながらメール交換でもしようと言われたが、時間がないと断ったら彼はスタスタ歩き一人暗い店の中へ。これはヤバい店だと感じそのまま立ち去ったが追いかけては来なかった。イカン、イカン。暇だったからつい相手をしてしまった。

元来たルートを通り、鉄道駅前で路面電車を降りる。既に夕方、海風が強く強烈に寒い。鉄道駅で電車を見て、夕食を食べて、歩いて釣り人が釣り竿を何本も並べている橋を渡って再び路面電車に乗る。

</span><span lang=
サバサンドの屋台が捨てた残飯に群がるカモメ

時間はまだ十九時前。バスまで時間はあるが他にやることもないのでバスターミナルへ向かう。途中、地下鉄を何回か行ったり来たりしながらバスターミナルに着いたのは二一時だった。外は雨。寒さが益々厳しくなってくる。バス会社に行き何時にバスが来るか確認すると二三時とのこと。あと二時間か。長い!

地下鉄駅舎の一階、二階が店舗フロアだったので散策して時間をつぶす。
それでも余った一時間は店に入りチャイを一杯だけ頼んで座って待つ。
途中眠気で意識がとぎれながらもなんとか二三時まで過ごした。

</span><span lang=


























駅の二階の様子。ここでチャイをチビチビ飲んで過ごした

再びバス会社の事務所へ行くと既にバスは到着していたのでそそくさ乗り込む。各席に液晶がついていてコメディやドラマなど何種類かの中から選んで視聴できるようになっている。ただ、トルコ語だったので私には使えなかったのだが・・・

バスが出発してすぐにイヤホンとジュースにお菓子が配られる。噂通り設備もサービスもなかなかだ。ただ、眠っているときに他の客が液晶をつけたのでその光で目が覚めたり、イヤホンをつけず音を垂れ流して見る奴もいるので各座席に液晶をつけるのも考えものだなぁと思った。



0 件のコメント:

コメントを投稿

質問、感想、気付いた点などあればコメント宜しくお願いします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク