バスは途中の街で停車し乗客を降ろしつつ夜道を走った。そして三度目の停車。私の降りるテッサロニキだ。六時着のはずなのにまだ四時十五分。空はまだ真っ暗だ。鉄道駅が近くにあるらしいので夜を明かそうと歩き初めて十メートルのところで車に乗った警官に職質を受ける。ギリシャは怖いところだ。
そして鉄道駅。駅は開いていなかったので外で座って待つ。すると駅の中から警備員が出てきて何しているか聞いてきたので朝になるのを待っていると答えると寒いから駅の中に入れとのこと。時計は四時半。この時間に駅が開くのか。
テッサロニキ駅にて写真左下のベンチに座って夜明けを待った
駅の構内のベンチでうとうとしながら夜明けを待つ。辺りには柄の悪そうな男たちや家族連れなど、何度か目を覚ましつつ気が付けば六時四〇分。もう夜は明けただろうと外に出て宿を探す。
テッサロニキは無機質なビルの並ぶ都市だった。天気は曇り。空の色と相まって灰色の街に見えた。人に道を聞きつつ目星をつけていた宿に到着。部屋は空いていてすぐに入ることができた。シャワーを浴びて三時間睡眠。そして市内観光へ。
まずはバスでローマ時代に建てられた凱旋門に向かって東へ向かう。そこからは観光案内所へ行き、明日行く予定のヴェルギナとカランバカへの行程を確認。ヴェルギナへの拠点の町ヴェリアからカランバカ方面に直接行ければ良かったのだがテッサロニキまで戻らないと駄目らしい。
考古学博物館の入口
考古学博物館に展示されていた金細工
その後、博物館を二つ見て、テッサロニキのランドマークであるホワイトタワーと呼ばれる茶色い塔、城壁沿いに坂を上って町を一望できる展望台、世界遺産に指定されている教会を歩いて巡る。
アレキサンダー像と茶色いホワイトタワー
花とローマ時代の教会
天気が悪いというのもあり全体的に残念な印象。ただ、教会に残るフレスコ画や博物館にあった金細工は印象に残った。
遺跡に寝転がる猫。テッサロニキは猫の多い街だった
アギオス・ディミトリオス教会内部
市場を散策しその近くの食堂で夕食。肉の質は良く、焼き方も上手なのだが油っこくってもう当分肉は食べたくない。そういえば昼も肉だったなぁ。。。
この日の夕食。実に肉々しい
市場の木工細工屋さん
市内の散策を終えて宿に戻ったのは18時半。物価の高さの割に低いサービスレベル、見所もそんなに印象に残らずテンションが全く上がらないままギリシャ初日は終了。大丈夫か俺!?
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