ゆっくり寝ていようと思っていたのだけれどここ数日早起きが続いていたからか早朝に屋根を打つ雨音で目を覚ます。今日も雨かと二度寝。それなりの時間になり動き始め朝食を食べに行ったら白人のツアー客で食堂が一杯。係員はその対応に追われ私にほとんど構う暇もなく…まぁ残念な朝飯でした。
朝食にはツアー客がいっぱい
宿に荷物を預け博物館と遺跡へ出発。曇っていたが雨は上がっていた。町外れを進むとまず博物館が見えてくる。よしよしと入口に到着するが閉まっている。
あれ?無休のはずなんだけどなあと思ってガイドブックを読もうとしたら壁に貼ってある一枚の張り紙に気づく。五月一日は博物館も遺跡も休みです………。やはりギリシアとは相性が良くないんだなあ。
五月一日は休みの張り紙
博物館の入口近くにいた猫に慰めてもらい気を取り直して無料で入れる遺跡へ行くことにした。競技場とアテネ神殿共に保存状態は良くないがちょっとした気晴らしになった。ただ、ツアー客をはじめとした観光客の多さに辟易。まあ、ここしか入れないから仕方ないのだろうけれど。
博物館の入口前にいた猫
アテネ神殿
宿のロビーに短い時間滞在してからバス乗り場へ行きチケットを購入。遂に旅の最終目的地アテネだ。
デルフィの町。思っていたよりも小さな町だった
疲れがたまっていたのか移動の大部分を眠って過ごし目が覚めて少しすると街に入り更に走ってバスターミナルに到着する。他の乗客に聞くとアテネに到着したらしい。
バスを降りて市中心部へ行こうとするがどう行くか全く解らない。インフォメーションはクローズしていたので開いているチケット売場で確認するとたらい回しにされた上、今日はメーデーだからタクシーで行けとのこと。
アテネのバスターミナル
市内バスくらい走っているだろうとバスターミナルを一周してバス通りを発見。でもどちらに行けば市中心部なのかわからないので道行く人数人に声をかけ市中心部のラリッサ駅はどっちか聞いて方向を把握。ちょっと離れたところにあった売店でチケットを買い乗車準備完了。
そして次は何番のバスか聞いて回って髭の兄ちゃんがこのバスだと言うので乗り込み、少し走ってここだと言われたので下車する。ここがラリッサ駅か、ちょっと寂れているなあと思い道行く人に聞いたらラリッサよりも手前のアムフィッサ駅らしい…また同じ番号のバスに乗ればいいのかと思ったが近くに地下鉄の入口を見つけてそれで行く作戦に変更。
バスを下車したアムフィッサ駅の近くで
地下鉄への乗り継ぎは順調にでき、目星をつけていた宿の近くの駅まで無事に到着!バスターミナルではどうなるかと思ったがやれば何とかなるもんだな。
駅を出て少し迷い日本人カップルに声をかけ方角を教えてもらいようやく宿へ。別館があるそうで地図を渡されたのでそちらへ行くと大量の白人が列をなしている。何じゃこりゃと見ていたら宿泊客の集団だったようであなたは四人部屋、あなたは六人部屋などと係の女性に振り分けられていた。それが済み、ようやく順番が回ってきた。空き部屋があるようなのでチェックイン。六人部屋のドミトリーで既にベッドが二つ埋まっていたが二人とも不在。
宿泊した ドミトリーの様子
街歩きに出ると地図とにらめっこしている日本人がいたので声をかける。私と同じ宿に泊まっていたらしいのだがもっと安い所があるので移るらしい。彼から博物館や遺跡はメーデーだったので全て休みだったと聞いた。デルフィもメーデーで休みだったのか…彼とは歩きながら二〇分ほど話をして別れる。
その後、無名戦士の墓やゼウス神殿、古代アゴラ、アクロポリスの前を通って宿に戻った。
街歩きの時に見た光芒
アクロポリス隣の丘から見晴らしたアテネの町
ひとりで部屋にいたらでかいバックパックを担いだ若そうな白人が入ってきた。話してみるとドイツ人でまだ十九歳らしい。今度大学に入学するとか。アイルランドで働いていて色々回ってドイツに帰るらしい。日本の歴史や地震後の状況など聞かれたが私の英語力では伝えきれなかった…
ビールを飲みに行くと言って彼は出て行き話している間に帰ってきたオージーとニュージーランドのカップルと三人残される。彼らは翌朝早いらしく早々に寝てしまった。その後私もすぐに就寝した。
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