雨の高山寺へ (2012年1月2日)   

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2018/05/21

雨の高山寺へ (2012年1月2日)


目が覚めると外が明るい。時計を見ると七時半。よく寝た。それにしても寝袋が変わるとここまで快適になるのか。もっと早く買っておけば良かった。カタログスペックではマイナス二度まで薄着で快適に過ごせると書いてあるがかなり厚着をして寝ているのにちょっと寒気を感じるので、実際はそこまで性能が良くないかな。私には充分だが。

気づくとパラパラとテントに当たる雨音がする。携帯電話で天気を見ると午前中は雨らしい。少しうだうだしていたが、最初は弱かった雨が強くなってきたので待っても仕方ないと雨に濡れながら出発の準備。テントを片付ける際、手が濡れて寒さで痛い。なんとか荷物をまとめて出発。今日は市街から少し離れた高山寺に行こうと思っていたのだが、ひとまず喫茶店で雨宿りしようと四条烏丸へ向かう。喫茶店にあてはなかったのだがさすが四条烏丸。すぐに見つかり雨やどり。

入店して失敗したと思ったのは窓がブラインドに覆われて外が見えないこと。旅日記を書いていたらブラインド越しに外からうっすら光が漏れていたので外を見ると雲の切れ間から青空が見えていた。もう少し様子を見ようと再び旅日記に戻ると光が消え、再び空が灰色の雲に覆われていた。

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雨なのでアーケードを歩く

一時間半程いてそろそろ良いかと外に出たらまだ雨だった。仕方ないので河原町までアーケードを自転車を押して歩く。雨降りの寒い日なのだが人は多かった。福袋目当てだろうか大丸や高島屋に小走りで入っていく人を何人かみかけた。河原町まで歩き横断歩道を渡り、今度は烏丸方面へ向かう。途中、新京極のアーケードで右折して商店街を三条まで歩き本能寺に参拝して四条まで戻る。途中、青空が出て陽が射したが雨は降ったまま。不思議な天気だ。

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雨の中、陽が射す

四条烏丸まで戻った頃にやっと雨が止み、高山寺へ向けて国道一六二号方面へ四条通りを西に向かう。途中、中華料理屋で腹ごしらえ。ご飯をおかわりして満足して店を出たら再び雨。

また止むだろうと再スタート。天神川通を右折し高雄へ向かう。仁和寺の近くの五差路から上り坂が始まる。自転車のギアがまず三段になり、二段になり、そして一段になってヨロヨロ進み、最後は押して歩いた。

途中、雨が本降りになり空き家の軒下で雨宿り。地図を見ると高山寺まではあと二キロ弱。この雨足でノロノロ進んだらすぐにびしょ濡れだな。。。一〇分ほど待ち雨の勢いが弱くなったので再び出発。

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高山寺へ向かう途中に虹発見!

少し進むと予期せず下り坂が始まる。勢いに任せて高山寺へ一目散、と思っていたら虹を発見。自転車を止めて写真に納める。目で見ると美しいのに写真にするとその感動が伝わらない。写真の腕はまだまだだな。。。

更に下ると左側に高山寺の表参道の看板と石段に当たる。石段を上ると高山寺だ。木々が鬱蒼と生い茂り、木々の幹や根の周りには苔が生えていて全体的に暗くて湿った印象だ。

石段を上りきったところにある金堂、そこから降りたところにある開山堂などを見て、最後に国宝の石水院へ。木造のこぢんまりとした建物で、内部には鳥羽僧正覚猷の描いたコミカルな鳥獣人物戯画のレプリカなどが飾られている。

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石水院から見た風景

高山寺参拝は終了。降ったり止んだりする空に一喜一憂しながら再び山道をノロノロ上り、途中から颯爽と下って仁和寺の近くの五差路まで戻る。このまま宿に向かおうと思ったがまだチェックイン時刻には早かったので仁和寺に寄ることにした。

仁王門を抜けて、石段を上り、再び二天門をくぐると伽藍の広さを感じることができる。右手には威風堂々たる五重塔、左にはどっしりと大きな観音堂、正面には所々に金色の装飾が施された金堂が建っている。その他経蔵や御影堂などの重要文化財に指定されている建物もいくつもある。

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仁和寺二天門

久しぶりの仁和寺だったが前回来た記憶を思い出せなくて、初めて来たかのように新鮮な気持ちで参拝できた。

仁和寺から七条西大路近くの宿までは思っていたより時間がかかったが、迷わず到着した。フロントで鍵を受け取り男性七人用のドミトリーへ。先客が一人いたので世間話をする。名古屋から来ていてもっぱら国内旅行をしているとのこと。荷物を置いて外出する。

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京都駅前

明日行く予定の国宝巡りのために地図があった方が便利だろうと京都駅の観光案内所に向かう。夜は冷え込みが厳しい。ビックカメラ前を通って駅前へ。自転車でゆっくり走っていたら警備員に自転車は押して移動してと呼び止められた。自転車を押して歩きその辺に止めて、かなりの人混みに辟易としつつ駅ビル二階の観光案内所へ。パンフレット置き場に市内地図が無いので窓口で確認するとすぐにもらえた。自転車へ戻ると警備員が立っていて、駐車違反のタグをつけようとしていた。謝って自転車を回収。一〇分弱停車しただけでこれか。京都は駅前から本気で駐輪を取り締まろうとしているんだな。

帰る途中に食事をしようと店を探すが見つからない。結局宿の近くまで戻ってしまい、すき家かくら寿司の二択。行ったことのない、くら寿司へ。そして店に入ると客の多さに圧倒された。持ち帰りの客も含めて待機スペースに三〇人以上。整理券を取って待っていたが待ちグループの数も二〇を越えている。すごい人気だ。

三〇分ほど待ちカウンターへ。コンベアをプラスチックケースに覆われた寿司が回っている。そして目線より高いところにディスプレイがありそこから注文できるようになっている。注文した寿司は他の寿司が回っているコンベアとは別のコンベアで流れてくる。皿も目の前に穴があるのでそこから返却するとディスプレイに落とした皿の枚数が出てくるので会計時店員にわざわざ皿の数を計算してもらう必要がない。色々と今までの回転寿司のイメージが覆された。すき家に行かなくて良かったよ。

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宿泊したドミトリー

スーパーで朝食を買い宿に戻る。日記をまとめ、遅れて帰ってきた同室の人と話をして就寝。結局今夜は二人だけのようだ。

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