夜目覚めるとパラパラとテントに当たる雨音が聞こえる。翌朝テントをしまうのが面倒だなと思いつつ再び寝る。昨夜ほど寒さは厳しくなく、次に目が覚めたのは六時だった。テントに当たる音と、揺れ具合から夜中より雨足と風が強くなっているのがわかった。
起き上がるとテントの中が少し浸水している。荷物が濡れていないか確認し、濡れているものはまだ浸水していない所に移動させて再び寝る。
次は一時間半後。寝袋に入ったままおにぎり三つにかぶりつく。いいかげん起きるかと浸水状態を確認するとほぼほぼ浸水済みのようだ。寝袋の下に敷いている銀マットの上にも水が染みてきていて寝袋も濡れている。
こりゃいかんと、重い荷物を肩からぶら下げ、テントを這い出て、テントをそのまま持ち上げて近くにあったまだ濡れていない歩行者用のトンネルまで持っていく。

トンネルの中で荷物をまとめる
トンネルのなかでテントを振って水を飛ばしてから畳むが、水をだいぶ吸ってしまい、びちょびちょだ。帰ったら干さないと。
浸水のせいでリュックをはじめとした荷物は一通り水を吸ってしまい、憂鬱な気分になるが今日はまだ始まったばかり。出発するぞ!
折り畳み傘を差し、まずは駅へ。野宿セットを置いて下田観光へ。まずは開国記念碑を目指す。
雨足はそこそこ強く、ズボンがすぐにびしょびしょになる。そして下田港で突風が吹き、折り畳み傘の骨が6本中3本折れてほぼ無用の長物に。それでも無いよりましと傘をさし続けてなんとか開国記念碑へ。

下岡蓮杖像
大変だった割にはへーそうなんだとさっさと見終わり、下岡蓮杖像、ペリーロード、長楽寺を通って駅へ戻る。
ペリーロードはわざわざそれっぽく作っているのに、路上駐車の車が止っていて景観が良くない。日本各地の町並み地区に行っていつも思うのだが、路上駐車は禁止してほしいものだ。
下田から伊豆北川までは伊豆急が誇る黒船電車の先頭車両で眺望を楽しむ。リゾート21(伊豆急2100系)は乗車賃だけで乗れてしかも快適。これからもずっと続けてほしいものです。

下田駅停車中の黒船電車
伊豆北川の駅前は何もないところで坂を下ると温泉街がある。インターネットで駅近くに撮影ポイントがあると調べたので来たのだが、それらしき場所はない。
雨のなか壊れた傘を差しながら急な坂をなんとか上って公園に行ってみるが木と背の高い雑草に覆われ線路が見えない。坂を途中まで降り別の道を進んでも木に阻まれ線路が見えず、公園入口と看板を見つけ上ってみたらさっきと同じ公園に着き、もうだめだと駅まで戻って電車で下田方面へ。

リゾート21を流し撮り
ちなみに家でもう一度調べたら伊豆北川ではなく他の駅でした。何やってんだ俺。
次は撮影スポットは事前に調べていなかったのだが伊豆熱川で下車。駅近くから上がる湯けむりと列車を一緒に撮りたいと思ったのだ。地図を見ると展望台があるらしい。また急な登りでげっそりしたがなんとか到着。雨足はかなり弱くなり傘は必要なくなった。
カメラを構え構図を決め三脚をセット。広く風景を入れたかったが天気が悪くて残念な空だったのと、手前に枯れ枝があって邪魔だったので湯けむりと列車だけに絞っていろいろ構図を変えながら電車が来たら撮り、来ない間は休み、一時間弱ねばる。けれど腕が悪くて撮りきれなかったのが残念。

湯煙とスーパービュー踊り子(251系)
伊豆熱川から再び下田方面へ戻り伊豆稲取で下車。伊豆稲取、今井浜海岸間の撮影スポットを目指すが、遠くて途中で断念して稲取漁港から何枚か撮影。電車小さすぎた。
ちくしょーとやけになって撮った写真。

どんつくさま(男根信仰っすね)

黒船電車をズーミング流しで
伊豆稲取から下田へ戻る。そういえばもう一五時半だけど昼飯食べてないなと気づく。
しかし、帰りのスーパービュー踊り子の発車時刻まで三〇分しかない。食堂で食べたかったが時間がないので、コンビニでペヤング買って、お湯を入れ、三分経ったらお湯流し、待合室まで持って来て、侘しくすする旅先かな。
ワイドビューは乗ってみたかった車両でほんとはグリーン車にラウンジが付いていたり興味があったのだが、今回利用した踊り子南伊豆フリーきっぷでは指定席利用だったのでそちらへ。
入り口で係員の男性が立っていて指定券のチェック。指定の席に着席して定刻通り池袋へ向け発車。窓ガラスが大きく眺めが良い。曇っているのが残念だ。車内を撮影し飽きたら座って日記を書いていた。
下田を出たときはかなりガラガラだったのだが、伊東を過ぎると四割弱の座席は埋まっていた。熱海、横浜と停車し列車は東海道から湘南新宿ラインに入る。車窓から流れる駅の風景を撮りながら旅の余韻に浸る。

新宿駅を通過
そして終点池袋。旅人は皆下車しそれぞれの家路に就く。野宿にはまだ早かったが良い旅だった。
起き上がるとテントの中が少し浸水している。荷物が濡れていないか確認し、濡れているものはまだ浸水していない所に移動させて再び寝る。
次は一時間半後。寝袋に入ったままおにぎり三つにかぶりつく。いいかげん起きるかと浸水状態を確認するとほぼほぼ浸水済みのようだ。寝袋の下に敷いている銀マットの上にも水が染みてきていて寝袋も濡れている。
こりゃいかんと、重い荷物を肩からぶら下げ、テントを這い出て、テントをそのまま持ち上げて近くにあったまだ濡れていない歩行者用のトンネルまで持っていく。
トンネルの中で荷物をまとめる
トンネルのなかでテントを振って水を飛ばしてから畳むが、水をだいぶ吸ってしまい、びちょびちょだ。帰ったら干さないと。
浸水のせいでリュックをはじめとした荷物は一通り水を吸ってしまい、憂鬱な気分になるが今日はまだ始まったばかり。出発するぞ!
折り畳み傘を差し、まずは駅へ。野宿セットを置いて下田観光へ。まずは開国記念碑を目指す。
雨足はそこそこ強く、ズボンがすぐにびしょびしょになる。そして下田港で突風が吹き、折り畳み傘の骨が6本中3本折れてほぼ無用の長物に。それでも無いよりましと傘をさし続けてなんとか開国記念碑へ。
下岡蓮杖像
大変だった割にはへーそうなんだとさっさと見終わり、下岡蓮杖像、ペリーロード、長楽寺を通って駅へ戻る。
ペリーロードはわざわざそれっぽく作っているのに、路上駐車の車が止っていて景観が良くない。日本各地の町並み地区に行っていつも思うのだが、路上駐車は禁止してほしいものだ。
下田から伊豆北川までは伊豆急が誇る黒船電車の先頭車両で眺望を楽しむ。リゾート21(伊豆急2100系)は乗車賃だけで乗れてしかも快適。これからもずっと続けてほしいものです。
下田駅停車中の黒船電車
伊豆北川の駅前は何もないところで坂を下ると温泉街がある。インターネットで駅近くに撮影ポイントがあると調べたので来たのだが、それらしき場所はない。
雨のなか壊れた傘を差しながら急な坂をなんとか上って公園に行ってみるが木と背の高い雑草に覆われ線路が見えない。坂を途中まで降り別の道を進んでも木に阻まれ線路が見えず、公園入口と看板を見つけ上ってみたらさっきと同じ公園に着き、もうだめだと駅まで戻って電車で下田方面へ。
リゾート21を流し撮り
ちなみに家でもう一度調べたら伊豆北川ではなく他の駅でした。何やってんだ俺。
次は撮影スポットは事前に調べていなかったのだが伊豆熱川で下車。駅近くから上がる湯けむりと列車を一緒に撮りたいと思ったのだ。地図を見ると展望台があるらしい。また急な登りでげっそりしたがなんとか到着。雨足はかなり弱くなり傘は必要なくなった。
カメラを構え構図を決め三脚をセット。広く風景を入れたかったが天気が悪くて残念な空だったのと、手前に枯れ枝があって邪魔だったので湯けむりと列車だけに絞っていろいろ構図を変えながら電車が来たら撮り、来ない間は休み、一時間弱ねばる。けれど腕が悪くて撮りきれなかったのが残念。
湯煙とスーパービュー踊り子(251系)
伊豆熱川から再び下田方面へ戻り伊豆稲取で下車。伊豆稲取、今井浜海岸間の撮影スポットを目指すが、遠くて途中で断念して稲取漁港から何枚か撮影。電車小さすぎた。
ちくしょーとやけになって撮った写真。
どんつくさま(男根信仰っすね)
黒船電車をズーミング流しで
伊豆稲取から下田へ戻る。そういえばもう一五時半だけど昼飯食べてないなと気づく。
しかし、帰りのスーパービュー踊り子の発車時刻まで三〇分しかない。食堂で食べたかったが時間がないので、コンビニでペヤング買って、お湯を入れ、三分経ったらお湯流し、待合室まで持って来て、侘しくすする旅先かな。
ワイドビューは乗ってみたかった車両でほんとはグリーン車にラウンジが付いていたり興味があったのだが、今回利用した踊り子南伊豆フリーきっぷでは指定席利用だったのでそちらへ。
入り口で係員の男性が立っていて指定券のチェック。指定の席に着席して定刻通り池袋へ向け発車。窓ガラスが大きく眺めが良い。曇っているのが残念だ。車内を撮影し飽きたら座って日記を書いていた。
下田を出たときはかなりガラガラだったのだが、伊東を過ぎると四割弱の座席は埋まっていた。熱海、横浜と停車し列車は東海道から湘南新宿ラインに入る。車窓から流れる駅の風景を撮りながら旅の余韻に浸る。
新宿駅を通過
そして終点池袋。旅人は皆下車しそれぞれの家路に就く。野宿にはまだ早かったが良い旅だった。
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