香港経由でハノイへ(2018年3月3日)   

スポンサーリンク

2018/06/08

香港経由でハノイへ(2018年3月3日)

年に一回の集合研修でマカオへ行くことに。今年はコスト削減のため日本人社員全員のチケットを外国の旅行会社で一括手配することになった。旅行会社からの連絡によると往路は羽田朝六時三五分発、復路は羽田二三時一〇着のHong Kong Expressだった。なんとビックリLCC&どちらも公共交通機関の始発、終電で間に合わないというワイルドなもの。変更はかなり敷居が高いようなのでこの飛行機を使うことに。旅行ばっかり行って有給取りまくりの私に対する罰ゲームだろうか。

会社が費用を出すということでタクシーで約二万かけてまだ暗い羽田空港に到着した。オンラインチェックインは済ませていたがカウンターに立ち寄る必要ありで荷物を計量され7kgを超過していたのでリュックを預けることに。LCCだから厳密だなぁ。

すぐに制限エリアに入り、ボーディングタイムまで一時間半ほど時間がある。横になれる椅子があったので四〇分ほど眠った。前日家に帰ったのが二三時過ぎで荷物をまとめていたらタクシーの時間になり一睡もする時間なしだったのでやはり寝不足。

ラーメンを食ってから飛行機へ。Hong Kong Expressの機内には飲食物は持ち込み禁止。機内販売のものだけ口にできるルール。五時間程度の飛行で寝ているだけだろうからと何も持ち込まなかったのだが空気が乾燥して喉が痛くなった。たまたま飴を持っていたので舐めて唾液を出して渇きをしのぐ。ホント罰ゲームだろこれ。

香港に到着
香港に到着

香港に到着後、入国審査の長い待ち行列を経て入境。自分でハノイまでの往復航空券を準備していたので出国エリアへ移動し、ベトナム航空のカウンターでボーディングパスを受け取る。

出境時は審査官はおらず、セルフでパスポートを読み取る機械を通すと搭乗口エリアに入れる。ハイテクだな。ボーディングタイムまで二時間強。空いている搭乗口で今夜の宿探し。旧市街にある一泊四〇〇円弱で朝食付きのドミトリを確保。一時間ほど眠ってから地上階にあるバス用の搭乗口へ。深い緑色に塗られたA三二一型機の搭乗率は七割程度。二時間程度のフライトだったが食事に飲み物が提供される。魚と鶏肉で鶏肉を選んだらうまい。Hong Kong Expressと比較すると素晴らしすぎる。

香港を飛び立つ
香港を飛び立つ

飛行機は高度を落としレンガ色の屋根瓦の家や森や水田などの緑が見えてくる。所々工事をしていて赤茶色の土がむき出しになっている場所がある。家や車がどんどん大きくなって着陸だ。

今日の移動で初めてバスではなく搭乗口に直接接続された。短期滞在&直近でベトナム入国をしていないのでビザは不要のはずだが念のためビザカウンターで問題ないか確認してから入国審査へ。何も聞かれることなくすぐにスタンプをくれた。税関では荷物を赤外線装置に通して制限エリアを抜ける。

市内へ向かう八六番のバス
市内へ向かう八六番のバス

空港はレートが悪いので一〇〇〇円だけ両替して二一万二〇〇〇ドンを入手。通貨の価値が低い国だと無駄に桁が増える。ターミナルを出て左に進むと八六番の市内バス乗場があるのでそれに乗車して市内へ向かう。

バスの中は満員で身動きが取れないほど。その中を車掌は強引に移動して運賃三万ドンを回収していく。長い橋を渡り、さらに走ると狭く沿道がごちゃごちゃした道に入り、車の流れが遅くなる。旧市街だ。空港から一時間弱で何種類ものバスが停車するバス停に到着したので下車する。八六番バスはハノイ駅まで行くらしい。

ハノイは一二年ぶりだがバイクの量は変わらず多い。発展してもっと車が増えているかと思ったのだが調べてみると一人あたりのGDPがまだ二〇〇〇ドル程度か。ただ、近年上がり幅が大きくなってきているようなのでバイクだらけのこの景色も一〇年後には見られなくなるかもしれない。

ハノイ旧市街
ハノイ旧市街

左右から来るバイクや車を注意しながら道を渡る。香港の空港で予約したハノイオールドクォーターバックパッカーズホステルへは歩いて一〇分弱。チェックイン時に二泊分の一六万四〇〇〇ドンを支払ったので空港で両替したドンをほぼ使い切る。部屋は窓なしの二段ベッドが三つ置いてある六人用ドミトリ。一フロアに二つドミトリがあるようで共用シャワーとトイレがそれぞれフロアごとに二つずつある。パンとコーヒー/紅茶だけの朝食が付き、私は使わなかったが一八時から一九時まではハッピーアワーでビール飲み放題らしい。東南アジアの数百円で泊まれる安宿では水シャワーが当たり前だと思っていたが普通にお湯が出てネットも高速。タイ、カンボジアと北上してきた日本人旅行者に最近はこんなもんかと聞いてみたら安宿でも水シャワーだったことはないそうだ。ずいぶんと旅しやすくなったものだなぁ。

両替のため街に繰り出す。バイクのエンジン音とプップーという警告音が入り混じり騒々しい。狭い道の左右には雑然とした商店が並んでいる。食堂の前には低い椅子とテーブルが歩道にはみ出して置かれている。歩道にはバイクが整列して並べられていて、所々歩けなくなっているので交通量の多い車道の端を気をつけながら歩かねばならない。

ハノイ市内でExchangeと表示があるのは旅行会社だけだが、貴金属店でも両替は可能だ。レートは表示されていないので口頭で確認する。何軒か確認した中で一番良かった一円あたり二一四. 五ドンを提示した店で五〇〇〇円を一〇七万二〇〇〇ドンへ。端数の五〇〇ドンは貰えなかった。

壁を隔てて見たタンロン城跡
壁を隔てて見たタンロン城跡

空が暗くなってからハノイ市内の世界遺産タンロン城跡へ行ってみたが一七時に閉まったようで中に入れなかったのが残念。市中の交通量は減らずヘッドライトをつけたバイクや車がブンブン走っていた。

ホアンキエム湖の近くは歩行者天国になっていて賑わっている。昔は湖畔に遊歩道が整備された落ち着いた公園だった記憶があるのだがだいぶ変わったな。湖の北には子供向けにゆっくりと自走する車が貸し出されていて人が多いのにぶつかりそうになりながらも走っていて邪魔だ。

賑わうホアンキエム湖周辺
賑わうホアンキエム湖周辺

食堂で肉が少しとパクチーのたくさん入った白い米の麺を食う。これで三五〇〇〇ドン。昔は一万ドンくらいで食べられたからさすがに物価は上がっているようだ。それでも安いけれど。量が少ないので別の場所でもう一杯食って夕食完了。二回食べても三〇〇円程度だから安くていい。

市内に偽物がたくさんあるシンツーリストの二つだけある本物のオフィスの一つへ世界遺産になっているニンビンへ行くツアーに申し込もうと行ってみた。ホアルーとタムコックへ行くツアーと、チャンアンに行くツアーの二つがあるようだ。安い方で良いかと数万ドン価格の違う前者を選択。宿を教えたら明日八時から八時二〇分の間にピックアップしてくれるらしい。

ハノイで有名な旅行会社シンツーリスト。旧市街には偽シンツーリストのオフィスが沢山あるので注意
ハノイで有名な旅行会社シンツーリスト。旧市街には偽シンツーリストのオフィスが沢山あるので注意

飲屋街の店先には低い椅子とテーブルが並べられていてそこでずらりと人が並んで酒を飲んでいる。ビール会社の名前の入った衣装を来たキャンペーンガールらしき女性が忙しそうに動き回っている。通行人にはメニューを持った男達が飲んでけーと声をかけてきてうざい。昔は飲み屋というより銀色のビールの樽が置いてある周りに低い椅子が置いてあってそこで酒を頼んで飲んでいたはず。つまみは天秤棒を担いだ傘をかぶったおばちゃんからつまみになるようなものを買ってそこでおばちゃんが焼いてから出してくれた記憶があるが、今は店の中で調理して持ってきてくれるようだ。狭い通りに人がずらりと並んでいるのは壮観である。

宿ではお湯シャワーの出ることに感動し、かなり眠かったので二二時前には就寝。

0 件のコメント:

コメントを投稿

質問、感想、気付いた点などあればコメント宜しくお願いします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク