一五時三五分羽田発のデルタ航空六便でロサンゼルスへ向かう。二時間前に空港に到着したら出発が遅れるとのこと。メールで連絡くれればいいのに。チェックインカウンターへ行くと自動チェックイン機の前に短い列ができている。どうやら優先チェックイン以外は全て機械で対応するみたい。空いていたから良いけど混雑時はかなり行列ができそう。
チェックイン後はセキュリティ担当係員にどこへ行くかどれくらいの期間行くのか質問を受ける。アメリカ便に関してはこういう対応をしているようだ。二〇代後半位の日本人女性職員にいつからやってるのと聞いたらお答えできませんだって。さすがアメリカ系航空会社。感じの悪さはいつも通りだ。
荷物検査と出国審査は空いていたのですぐに通過。羽田は制限エリア内にカードラウンジがあるのでそこで時間を潰す。
搭乗口にて
当初の予定より四〇分遅れで搭乗が開始。ゴールデンウイーク前なのにほぼ満席だった。座席の上には耳栓とアイマスクが置いてある。サービスのないアメリカ系航空会社なのに嬉しい誤算。隣は細い女性でこちらの座席にはみ出してくることもなく快適だった。Tシャツにジャージ姿だったから旅慣れた人なんだろう。後ろを気にしないで座席を倒せるようにトイレの前の座席にしたが後ろの壁が近くあまり倒せず。ただし、前が座席を倒してこなかったので快適だった。
飲まなかったがアルコールが無料で提供されていた。デルタはサービス改善されているんだね。機内エンターテイメントでチャーチルが撤退戦をやり遂げた映画を再生したが退屈で寝てしまったので内容は良くわからない。
ロス上空。ダウンタウン周辺だけに高層ビルが建っているのがわかる
朝の軽食が提供され少し経つと陸地が見えてくる。ロスの空港に三〇分遅れで着陸。次のカンクン行きの搭乗開始まで一時間。急がなきゃと、面倒で有名なアメリカの入国審査へ。長い列ができているのは相変わらず。ただ、窓口の前に入国審査用の機械があり、ESTA申請者はその機械で各種回答や片手四本の指紋登録、顔写真撮影をして出力されてくる白黒顔写真入りの紙を持ち、専用カウンターへ向かうようになっていた。これで入国審査が速くなるのかと期待したがカウンターの前は長い行列。まだ列が短いうちに並べたが少し経つと列は更に長くなった。審査官からはどこへ行くのか聞かれただけでカンクンに行くと告げると危なくないのかと聞かれたので大丈夫だと思うと答えるとニュースを確認しろと言われた。後で調べたが、カンクンに関するニュースは特に無かったのでコスメル島行きのフェリーの爆弾事件のことかなと推測した。
言われるがままターミナル三へ向かうが、、、
税関を抜けやっと外へ。次の便の搭乗ゲートがわからない。空港係員らしき制服を着たおばちゃんにチケットを見せるとデルタならターミナル三と言われ早足で移動。二階へ上がると出発の為に長い列ができていた。搭乗口の表示された電光掲示板を発見。カンクン行きの搭乗口は一三七。デルタの制服を着た男に聞くと日本からの便が到着したターミナルから飛ぶらしい。再び早足で戻る。出国審査は無く、荷物検査だけで制限エリアへ。ここまで約五〇分。間に合いそうだ。
搭乗口はターミナルの外れにあってかなり歩いた。搭乗開始時間の少し前に到着。ところが時間になっても搭乗が始まる気配がない。結局四〇分遅れで始まり、飛び立ったのは三〇分遅れ。上空から見えるロスの町は広範囲に広がっていたが高いビルは狭い範囲に数えるほどしかなかった。
カンクンに着陸。既に日は沈んでいた
カンクンまでは四時間半。スターウォーズエピソード八を鑑賞。日本語吹き替えがありわかりやすかったがルークがあんなに簡単に死んでしまうとは。。。着陸する前に日が沈み着陸したら空は薄暗くなっていた。
入国審査には長い列ができている。入国カードには滞在先の宿と住所を記載する欄があるのだがガイドブックの地図ページだけコピーしてきたので住所がわからない。変に突っ込まれたら嫌だなと思ったが五年前に宿泊した宿の名前と通りまでを書いて提出。特にツッコミはなく無事にスタンプが捺された。
税関ではボタンを押して緑色の表示だったのでチェックはなく通過。両替や旅行会社のあるゾーンに出る。市内のATMでペソを入手しようと思っていたが市内までのバス代が七八ペソ。手持ちが七〇ペソしかない。一ドルだけ両替しようと思ったがここでは一〇〇ドル以上じゃないと受け付けないと断られた。。。仕方ないのでATMで現金を下ろすことに。二台しかないうちの一台が壊れていて長い列。ようやく順番が回ってきたがいつも使っているカードが使えず、サブカードで何とか三〇〇ペソゲット。メキシコのATMは手数料が必要で空港では三二ペソ(約二〇〇円)かかった。少額しか下ろさないのに勿体無い。
やっとターミナルを出てバス発着場でチケットを購入。チケットを貰えないのでくれと言うと理由はわからなかったが発券できないそうだ。途中、何ヶ所か空港ターミナルへ立ち寄ってセントロのバスターミナルまで。到着すると既に二一時過ぎだった。
五年ぶりのカンクンのバスターミナル
バスの時刻を調べると一時間後にベリーズシティ行きADO社の夜行バスがあるようだ。ただ値段が八四〇ペソ。ローカルバスを乗り継げば半額くらいで済む。出発してから既に二四時間以上経過しているので休むのも手かなと思うも、夜行に乗れば早朝到着するようなのでカリブ海の島に行く余裕が出る。時間を買おうと夜行で先を急ぐことにした。
窓口で現金しか使えないと言われATMを探すことに。バスターミナル内にもあるが長い列。売店で聞くと向かいのセブンイレブンにもあるそうだ。無事に現金を入手し、水を買い、少し歩いてタコスを二つ食べて、ターミナルへ戻ってチケットを購入。
定刻の五分前に検札が始まりバスは数分遅れで出発した。定員四〇人程のバスだったが六、七人しか乗っていない。前後左右に人がいないので楽。出発するとすぐに照明が落とされる。一時間ほどでプラヤデルカルメンのバスターミナルに到着する。一〇分以上停車し再び発車。乗降客はほぼなし。発車してすぐに眠ってしまい、三八時間に及ぶ長い一日はようやく終わった。
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