ベリーズシティを経由しカリブ海の島キーカーカーへ(2018年4月21日)   

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2018/07/11

ベリーズシティを経由しカリブ海の島キーカーカーへ(2018年4月21日)

深夜に到着したメキシコのイミグレーション
深夜に到着したメキシコのイミグレーション

何度かバス会社のオフィスやバスターミナルに立ち寄りながら南下していく。国境へは四時半頃に到着。メキシコのイミグレでは出国税は航空券に含まれていると何度も伝えたが、払えの一点張りで三〇アメリカドルを払わされる。メキシコは数時間しか滞在していないのに酷いもんだ。

メキシコとベリーズのイミグレーションは離れていてバスで移動する。ベリーズでは税関を通るため荷物を全て持ってバスから降りる必要がある。入国用のフォームを埋めてイミグレーションに提出。特に質問はなくパスポートにスタンプが捺されて返ってきた。税関ではリュックを開けられたが手を入れて確認されたのみですぐに通過。ベリーズ側は楽だった。

ベリーズシティのバスターミナル
ベリーズシティのバスターミナル

国境からベリーズシティまでは約三時間。夜が明け、メキシコ時間の七時半。ベリーズ時間の六時半に汚いバスターミナルへ到着する。早朝だというのにタクシー運転手がいて、乗ってけと声をかけてくる。近くにはいくつか露天が出ていてそれなりに人がいる。バスターミナルから川を一本渡ると治安の悪い地区のようなのでそこを避けてぐるっと遠回りしてキーカーカー行きの船が出るスイング橋まで歩いた。

次の船は八時。まだ時間がある。乗り場のある建物の中にフローレス行きのツアーバスを扱う店があり話を切くと一〇時半、十一時半、一三時の三本ありUS二〇ドルとのこと。席がいっぱいになるから予約しておけと言われたが、大丈夫だろうと断った。

男に連れてこられたBelize Express社のチケットカウンター
男に連れてこられたBelize Express社のチケットカウンター

ベリーズドルを入手しようと人に場所を聞いて乗り場のすぐ近くのATMに行くが、鍵がかかっていて入れない。スイング橋を渡ったところに銀行があると聞きそちらへ向かうもやはり鍵がかかっている。スイング橋を渡って戻るときに緑色のポロシャツを着た男に声をかけられキーカーカーまでうちの船なら往復二八ベリーズドルと言う。思っていたより安いと思って話を聞くと先程行ったスイング橋の近くの他にもう一ヶ所船着き場があるそうだ。彼に乗り場まで連れてきてもらいチケットを購入。クレジットカードが使えた。

一五分前に乗り場に来いと言われ、あまり時間がないので船着き場の手前にあるレストランのうちの一軒でパンとスクランブルエッグで朝食。インターネットが使えたのでキーカーカーの宿を予約する。

乗船を待つ長い列
乗船を待つ長い列

一五分前に船着き場に到着すると既に長い列ができている。船は約八〇の安っぽい青いプラスチックの座席があるが既に埋まっていて左右のヘリが乗客でかなり埋まり始めていた。屋根のない二階にもスペースはあるが土砂降りで誰も上がろうとしない。何とか狭いスペースを確保したが段が高く足がつかないので疲れる。

ゆっくりと出航しすぐに速度を上げる。透明な厚手のソフトビニールで窓が閉じられているため風が通らず蒸し暑い。空は強い雨、弱い雨、曇り空、一時晴れ間をのぞかせることがありコロコロ様相を変えている。曇り空になって一部乗客が二階へ移動したので少しスペースに余裕ができる。キーカーカーまでは約五〇分。空は曇っていた。

キーカーカーに到着。船着場の近くにWelcome To Caye Caulkerのアーチが建っている
キーカーカーに到着。船着場の近くにWelcome To Caye Caulkerのアーチが建っている

まだ早いのでチェックインはできないが、宿の場所を探す。maps.meの示す場所には違う宿が建っている。またこのパターンかと(maps.meの地図は宿の場所が結構間違っていることがあるのだ)その宿のレセプションに今夜宿泊する宿がどこか尋ねるともう少し海沿いを歩いたところにあるそうだ。言われたとおり歩いてみると数分で宿を発見。一旦素通りしてシュノーケリングツアーを探す。

いくつか旅行会社で話を聞くが六時間で五、六ヶ所シュノーケリングをする一日コースが六五アメリカドル。三時間で三ヶ所シュノーケリングをする半日コースが三五アメリカドルというのが相場のようだ。支払いはアメリカドルの倍の金額でのベリーズドルでも可能。(ベリーズでは1USD=2BZDとしてUSDが問題なく利用できる) 一日コースだとマナティを見られる可能性があるそうだ。最初は半日で良いと思っていたが恐らくキーカーカー訪問は最初で最後になるような気がしたので一通り見ておこうと一日コースに申し込むことに。

近くの銀行のATMで金を下ろしてベリーズドルで支払い。ATMのある部屋に入る扉の鍵はクレジットカードを通すと開く事に気付いた。そういえば、ベリーズシティのATMでも扉にカードを通す穴があったな。

宿で着替えて荷物を置かせてもらう。いつも身につけている貴重品袋もリュックに鍵をかけて置いていく。小心者なのでドキドキするわ。

一〇時一五分にツアー会社へ戻りフィンとシュノーケルを持って歩いてすぐの桟橋へ。船はまだ来ていないようで他の参加者と座って待つ。半日ツアーの船はすぐに出発したが一〇分ほど待たされた。

船は一〇人乗ればいっぱいの小さなモータボート。船頭と助手に私を入れて乗客五人(アメリカ人二人、カナダ人とブラジル人が一人ずつ)の計七人である。ボートは勢い良くシュノーケリングポイントへ走っていく。

シュノーケリングで見たサンゴ
シュノーケリングで見たサンゴ

最初のポイントに到着。ここでは鮫が見られるようだが、船頭が先に来ていた船と話をして鮫がいないと聞いてスキップして次のスポットへ。次は珊瑚礁の綺麗な所で大小様々な魚が泳いでいる。この辺りの魚はカラフルではなくシルバーで魚屋に売っていそうなものばかり。実にうまそうである。ここでは船頭が海に入って先導し何かを見つけたら指で示して教えてくれる。凶暴そうな外見をしたウツボ、巻き貝などを見ることができた。

シュノーケリングをするのは実は十年ぶり。大丈夫か心配したが杞憂だった。ただ、潜水する前に耳抜きを忘れたり、全く深くに潜れなくなってはいたが。

銀色のうまそうな魚と一緒に泳ぐウミガメ
銀色のうまそうな魚と一緒に泳ぐウミガメ

次はエイがいるスポットへ。白っぽいみすぼらしいエイの他に全長一メートル強の小型の鮫も見かけた。他の船が餌を撒いていてそこに海亀や魚が群がっていた。テンション上がるわ。

小型のサメ。人は襲わない
小型のサメ。人は襲わない

ハンバーガーで昼食後、マナティが見られるという珊瑚礁スポットへ。珊瑚礁は美しかったが魚は少なく、マナティは見られず、波も強くて踏んだり蹴ったり。マナティを探して移動していたが結局見つからなかった。結局シュノーケリングをしたのは四ヶ所のみ。ツアーは予定より一時間早い一四時半に終わった。前半は良かったが後半は尻すぼみだった。半日ツアーに申し込めば良かったなと思う。

今夜の宿The Club of Caye Calkerにチェックイン。暗証番号四桁を押して入室する八人用ドミトリにはトイレとシャワーが一つだけ。夕方になるとエアコンが動き始め涼しすぎる。大きめの二段ベッドが四つ。ベッドごとに貴重品ボックスが付いているがなぜか私のベッドだけなし。エアコンの真下のベッドの上段だったのでベッドの端は水滴が落ちてきて使えない。体を起こすと冷風が直撃して寒い。朝食も付くが小さいトースト二枚とコーヒーか紅茶のみ。これで一二ドル弱。観光地だから割高になるな。

海水を洗い流すためシャワーを浴びようとしたが断水していて水が出ない。工事中でもっと遅い時間にならないと使えないようだ。宿にプールがあったので入って塩気を飛ばすがさっぱりしないな。

キーカーカー北岸の海水浴場
キーカーカー北岸の海水浴場

仕方ないので水着のままで島を散策する。北にビーチがあると行ってみたが砂浜はなく、護岸工事された海岸から飛び込むか階段で降りるようになっていた。海を隔ててすぐのところにマングローブの茂る島がある。以前は繋がっていたがハリケーンで分断されたとツアーの船頭が話していた。

強い風に雨がザーザー降ってくるが水着なので気にせず歩く。屋根の下に人が集まり道を歩く人が少なくなった。アスファルトで舗装されておらず白い土が踏み固められてできた道の所々に水たまりができている。東西が長いところで数百メートルしかない細長い島なので対岸まではすぐに歩ける。島の北側のエリアは観光客向けになっていて宿、レストラン、ツアー会社、スーパー、土産物屋などが並んでいて南側は住宅地になっているようだ。島内では普通車は走っておらずゴルフカートが代わりに使われている。パトカーもゴルフカートだった。大きな発電器が回っている建物があり、島の電気はここで発電しているようだ。

一七時前に宿に戻るとシャワーが使えるようになっていたが順番待ち。。。少し待ちやっとシャワー。海水に浸かったので髪はゴワゴワしているが仕方ない。上半身は速乾性の長袖を着ていたので日焼けしなかったが太ももとふくらはぎが日焼けして真っ赤に。小さい日焼け止めは旅に持ってきた方が良いかもな。

中華料理屋で夕食
中華料理屋で夕食

外に出て中華屋でチャーハンで夕食。さすが華僑はどこでもいる。西岸へ夕日を見に行くが水平線に雲があり、太陽は隠れて見えなくなってしまった。雲だけがほんのり赤くなる。ほんのり明るいうちに宿へ戻り、まだ一八時台だったが横になったら眠くなりそのまま寝ることにした。

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