朝早くから開店していたスーパーマーケット
六時半頃に散策へ。日が差すと、日焼けした顔が痛い。朝早いせいか歩いているのはほぼ地元民で観光客はほとんどいない。何軒かスーパーは開いていたがレストランやツアー会社は閉まっていた。島の北にあるビーチまで歩く。二人海に入っていたが他は掃除する人がいるくらいで寂しいものだ。
朝食の始まる七時半前に宿へ戻って荷物を片付けトースト二枚と紅茶の朝食。宿代に込みなので贅沢は言えないがもう少し欲しかったな。
八時の船に乗るために一五分前に宿をチェックアウト。乗り場までは歩いて数分。余裕で間に合う。乗客が少ないからだろう、往路で乗った高速船ではなくエンジンを二機搭載した二〇人強が乗ったら満員の少し大きめのモーターボートだ。
ベリーズシティへ向かうボート
前方に屋根はあるが後方は吹きさらし。雲が少ない青空だったので雨は降らないだろうと後方へ。少しだけ水がかかったが風が気持ち良く、日差しが痛い。ベリーズシティまでは四〇分程度。下船するとバスの呼び込みが何人も声をかけてくる。一〇時発で小型のツーリストバスでフローレスまで四時間という土産物屋の男から一九アメリカドルでチケットを購入。後で同じバスに乗ったドイツ人にいくら払ったか聞かれ、何でだと聞いたらキーカーカーの宿で一五ベリーズドルで買ったと自慢していた。キーカーカーからフローレスに行く人は島内で安く買えないか探してみるのも有りだと思う。
内装がカラフルなカテドラルではミサを開催中だった
一時間ほどあったのでベリーズシティを散策。カテドラルへまで足を延ばそうとスイング橋を渡ると船会社の緑のポロシャツを着た男に島に行かないか声をかけられ、もう行ったと答えると余ったペソがあったらくれと言われた。断ってカテドラルに行くと告げると二本ある道の海側は安全だからとアドバイスを受けた。歩き方の地図には危険地帯に隣接しているが危ない地区には入っていないので大丈夫かと思っていたがアドバイス通りの道を行くことに。
カテドラルはレンガ造りでそんなに大きなものでは無かったが一〇〇人以上は入れそうだった。丁度ミサ中で神父はマイクのある演檀を使わず信者の近くまで前に出て、マイクを使わずに話をしていた。暑いからか窓やドアは開けっ放しで天井には幾つもファンが回っている。横のドアの外から眺めていたら小学校低学年くらいの女の子が私のことを見て何か母親と話をしていた。
フローレス行きツーリストバス
スイング橋まで戻りベリーズ博物館の近くを通って船着き場まで戻る。チケットを買った土産物屋の前にある椅子に座って待っていた。一〇時一〇分過ぎに太ったおっさんが来て旅行者がぞろぞろと付いていく。マイクロバスで乗客は一〇人強。結局出発したのは一〇時半少し前だった。
道はアスファルトで舗装されているが結構ガタガタ。速度抑止のための段差の手前でスピードを落とし速度を上げての繰り返し。車窓からは植物が繁った低い丘に緑の草原が見える。
国境に到着。緑とクリーム色の建物がベリーズのイミグレーション
ベルモパンやサンタエレナの近くを通り過ぎて国境には二時間強で到着。バスを降り、緑とクリーム色で塗られた立派なベリーズのイミグレへ。出国税四〇ベリーズドルを窓口で払いレシートを受け取って出国審査でスタンプをもらって終わり。歩いて国境を渡り、背は高いが三方が吹き抜けになっているグアテマラのイミグレで入国のスタンプが捺されて国境通過完了。何も聞かれず楽な国境だった。
一番乗りで通過し、他の乗客を待ったので四〇分国境でかかった。グアテマラに入ると道路にオレンジ色で中央線が引かれている。グアテマラの方が沿道に木が多く感じる。
途中から赤いTシャツを着た男が乗ってきて話を始める。どうやら旅行会社の職員のようだ。一部の乗客が話をしていたが特に用事はないのでスルー。途中道を逸れて三人の乗客が宿泊するホテルに立ち寄る。
手数料がバカ高いATM
この後はフローレスへ向かうと思いきや空港近くのガソリンスタンドで停車。フローレス島内にはATMが一つしかないと旅行会社の男が言うのでそうだったかなと思いつつもここにあるATMで金を引き出す。ATM手数料が三二ケツァール(約五〇〇円)。旅行会社の男が銀行からキックバックもらってるんじゃないかと疑いたくなるほどの高さ。
この後空港に立ち寄りティカルツアーに参加する人たちの入場料支払いで更に待たされる。どうやらティカルの入場料は事前に銀行で支払う方式に変更になり、今日は日曜なので空港にある銀行窓口で支払う必要があるそうだ。ティカルに行かない私としては勘弁してほしいわ。ドイツ人の彼は日の出ツアーに参加するそうで入場料は別でツアー代金として一五〇ケツァール支払っていた。これって妥当な価格なのだろうか。
フローレス島内には午前中しかマイクロバスが入れないとのことでワンボックスに乗り換える。結局フローレス島に入ったのは一五時半過ぎだった。先に他の乗客を降ろし、私の宿なら歩いてすぐだから降りろと言われたがもっと近いところで言えよと思う。彼らのツアー会社の前で停車し更に乗客を降ろして最後は私一人になる。運転手は嫌そうに宿の前まで送ってくれた。
今回の宿はHotel de los estudiantes。島の南西に位置している。booking.comから予約したと伝えると彼は予約を確認できないようでスマホで予約画面を見せた。多分五四ケツァールだと思うが確認すると言われ、一旦チェックインすることに。今回は四人用ドミトリ。タオル、石鹸、シャンプー、トイレットペーパーが渡される。シャワーは温水器が付いていたが動かず水シャワー。ただし暑いので水シャワーで丁度よい。
かなり遅いこの日の昼食
明日のキリグア行きバスを調べようとフローレス島から徒歩約三〇分の場所にあるバスターミナルへ。バスターミナルの近くに食堂が並んでいて熱心に声をかけてくる。そのうちの一軒に入りかなり遅い昼食。皿にそれぞれ少量の豚肉、サラダ、豆、ライスが乗り、別の皿にトルティージャが数枚ついてくる。これで一五ケツァール。約二三〇円。物価が安くなったな。
日曜のせいかバスターミナル内は閑散としていた。いくつか窓口にキリグアで降りられるか聞いてみたが二社行けるとの話だが出発が六時半や九時らしい。もっと早く発車するバスがありそうなので明日早めにバスターミナルへ行くか。
もう一つの小さなバスターミナルにも立ち寄ったがこちらからはキリグアの近くを通るバスは無いようだ。このバスターミナルは市場の中にあるが休日のためほとんど店が閉まっていて閑散としていた。
警官がバイクで先導して何人かゼッケンを付けたランナーが走っている。正直そんなにペースは速くない。隣の車線では普通に車が走っている。成人男性の他、女性に子供も走っていたので市民マラソンかな。
ショッピングセンターの敷地に立つ石像
フローレスに戻る前に橋のたもとにあるショッピングセンターに立ち寄る。五年前に既にあったので見覚えがある。商店の他、一階にはゲーセン。二階には映画館。三階ではメリーゴーランドが回っていた。このショッピングモールの所々に不気味な石像が立っていたのが印象に残る。向かいにはサーカスの仮設テントが建っていた。
水没した道路。かなり驚いた
島に戻り散策。湖沿いを歩こうと東側に歩き始めるとすぐに道路が冠水して進めなくなっていた。ぐるっと回ってみたが北側まで広範囲に水が来ていた。一時的なものではなく今はこれが普通のようだ。前回訪問時は冠水しておらず暗くなると屋台が出て賑わっていたのだがびっくりだ。
宿に戻ると四人用ドミトリに女性が三人いて、なぜか私のベッドの上に一人荷物を置いて座っている。この部屋はシングルベッド、ダブルベッド、二段ベッドが一つずつあるのだがどうやら二段ベッドの上で寝るのが嫌なようだ。じゃあいいよとシングルベッドと交換する。図々しいなぁ。
フローレス島から対岸を眺める
夕陽を見に湖沿いを歩く。水平線近くに雲が出ていて太陽は見えなかったが雲が少しだけ赤く焼けていた。
橋を渡りショッピングモールのスーパーマーケットで水や明日の携帯食を買い宿に戻る。腹は減らなかったので夕食はなし。宿代は最初に話したとおり五四ケツァールで良いそうだ。朝早くチェックアウトするのだけれどと告げるとレセプションで寝ているから問題ないそうだ。
夜は近くから重低音の効いた音楽が聞こえてきてうるさい。寝付いても目が覚めてしまう。明日早起きなんだけどな。
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