レオン市内では場所が走っていた
レオンでは中央公園から北東に数ブロック離れた場所に銀行が集まっている。銀行にはATMがあり現金を引き出せる。ATMによってはVISAしか使えないものがある。また、手数料が一.五ドルから五ドル程度とATMによって違う点に注意。見た限りだとBanproにあるATMの手数料が一番低かった。少額だけ両替するなら銀行の前にたむろする両替商を使っても良い。一番良いレートで一ドル=三一.〇五コルドバだった。公定レートが三二弱なのでかなり良いレートだ。
レコレクシオン教会内部
いくつか教会を散策。一番良いと思ったのはレコレクシオン教会。正面はオレンジ色に塗られてっぺんに十字架と白いマリア像が付いた塔がひとつずつある。柱のような彫刻が施され、金槌やペンチ、ハンマーなどの道具や鶏に服やサイコロといった良くわからないものも彫られている。内部に入ると壁は漆喰で塗られているが天井まで伸びる柱や天井は焦げ茶色に塗られた木でできている。左右の壁には偶像や宗教画が飾られている。正面の焦げ茶色と金色の祭壇にはマリア像が安置されていた。
レオン大聖堂の北側には鉄パイプの足場が組まれていた
レオン大聖堂は北側の側面に鉄パイプで足場が組まれて作業員が何人も壁に張り付いていた。外は白で塗られている。もっと大きいのかと思ったが高さは二、三〇メートル程で横の方が広くずっしりしている印象だ。入口の前にはライオン像が対になって置かれている。日本だと一つずつ口が開いたのと閉じたので阿吽を示すがここの像は両方同じである。内部は基本クリーム色。壁には祭壇や落ち着いた色で描かれた大きな宗教画が配置されている。正面の祭壇には聖母マリアの絵が祀られていた。
宿屋をやっているというおっちゃんに声をかけられ昔この大聖堂にローマ法王のフアンパブロ二世が来たと教えてくれた。正面入口近くにそれを示す碑文と小さな像が飾ってあった。大聖堂の南側にはニカラグアで最初に作られた大学跡があり、現在は小学校になっているようだ。
メルセー教会の祭壇の上の宗教画
他に目を引いたのはメルセー教会だ。ここも柱と天井は焦げ茶の木造で、正面の祭壇の上には所々が痛んでいて歴史を感じる宗教画が四つ描かれている。階段を上って入るカルバリオ教会は入口に入ると十字架に磔にされた三人の像が目を引く。ここも柱や天井は木製だが白が基調で他の教会とは異なる趣だ。
宿に立ち寄ってレオンビエホへ向かう。一〇分ほど歩いたところで片足のサンダル底が分離してしまった。こりゃあかんと宿に戻り再出発。まだレオンにいる間に壊れて良かったわ。
昨夜バスを降りた場所へ行き、経由地のラパスセントロ行きのバスはどこか聞いたら市場を突っ切るとターミナルがあるからそこから出ているとのこと。言われた通り進むと市場に併設してボンネットバスが並んだ場所に到着する。
派手なカラーリングのバスが並ぶレオンのバスターミナル
ラパスセントロ行きはすぐに見つかったが二〇分後に発車するらしい。バスに乗ると暑いし、食事するにはちょっと時間が足りないなとバス乗り場近くの商店を見ていると紙皿にご飯とチキンが乗ったものがラップに巻かれて売られているのを見つける。これを買いバスの中で食べることに。
オレンジと黄色のボンネットバスは所々で停車しつつラパスセントロの外れにあるバス停車場まで一時間ちょいで到着する。レオンビエホのあるモモトンボ行きバスが待っていて乗り換え客が収まるとすぐに発車した。三〇分弱でモモトンボに到着し、遺跡の近くで降ろしてもらう。
青い背景に黄色い文字でレオンビエホと書かれた看板が所々に立っていて迷わずに到着できる。
レオンビエホの遺跡公園
公園に入ると後ろから女性に声をかけられ入場料をこちらで払えとのこと。料金所は入口から少し先にあった。ここでは無料のガイドが付くが説明も簡単なものであまり役に立たない。彼女曰く私が今日最初の訪問者のようだ。事前に情報のあった社会保障に関するデモは先週で収束したようだ。レオンでもデモ隊が大騒ぎしていたらしい。
まず展示室に立ち寄る。展示室は二つありスペイン襲来前のマヤ時代のものとスペイン統治以降のものだ。前者は人型の土偶や土器。後者は大航海時代に使われた帆船の模型などが展示されている。
レオンビエホ遺跡公園から見たモモトンボ山
遺跡公園に入って少し歩くとレオンビエホを復元した模型があり当時の姿を偲ばせる。当時の大通りに沿って教会や家などが並んでいるが土台しか復元されていないので広さはわかるが高さは全く想像できない。城塞があったという丘の上からは円錐形の火山とマナグア湖が見える。一周したのでガイドには帰ってもらい自分のペースで改めて歩く。ガイドが最後にラパスセントロ行きのバス時間を教えてくれた。これは有用な情報だった。
もう一回りして、もういいやと遺跡を後にする。レオンビエホは観光地としてはかなり地味。遺跡好きでなければ無理に行かなくても良いと思う。展示室にあったマヤ時代の土偶は興味深いものだった。
マナグア湖畔にはいくつか小屋が建っている
マナグア湖へ。海の家のような店があるが人はおらず閑散としている。砂浜ならぬ土浜で湖岸には小さな木造のボートが並べて置かれていた。離れたところで子供たちが水遊びをしている。湖畔からは堂々とした火山の姿を眺めることができる。
モモトンボのメイン通りはアスファルトで舗装されているがそれ以外は土の道だ。商店はメイン通りに集まっているが数が少ない。バスはメイン通りを走ってラパスセントロまで行くと聞いたので日陰で座って待っていた。本当に暑い日だ。
モモトンボ村のメインストリート
バスがやってきたので乗り込む。湖の近くまで走りいったん停車する。バスの運ちゃんが声をかけてきたので世間話。ガイドにも聞いたが社会保障改悪に関するデモはかなり大規模にやっていたようだ。日本から来るのにいくらくらいかかるのか、給料はいくらかなど金に関する質問が多いのはどこも変わらないな。
時間になったようでバスはクラクションを鳴らしながら村の中を走り始める。車掌が乗ってきて中米でよく売っているビニール袋入りの水を運転手にいくつか渡す。一つ私にくれたのでありがたく受け取って冷たいうちに一気に飲んだ。暑い日には冷たい水!
ラパスセントロのバス発着場には私以外の乗客はいなかったが一〇分の乗り継ぎ時間で発車する。町中を走ると乗客が乗ってきて町を出る頃にはかなりの座席が埋まっていた。
スーパーPaliの店内
明るいうちにレオンに戻り、宿へ向かう途中にスーパーを二軒発見。一軒はローカルのものでもう一つは黄緑色がシンボルカラーのパリというスーパー。この先のグラナダやコスタリカにもあったので大きなチェーン店なのだろう。欧米系の整然とした陳列ではなく昔、日本で流行ったディスカウントストアのような雑然とした陳列が特徴だ。クレジットカードは使えない。
外が暗くなってきたので散策。市内各所の教会ではミサが開かれていた。カテドラル近くの路上に食堂が出ていたので値段を聞くと一〇〇コルドバ。日本と比べりゃ安いんだが旅行者向け価格だな。
バーで食べたこの日の夕食
色々歩いて良い店がなかったが結局サンフアンバウティスタ教会近くの食堂で豚肉にご飯とトルティージャで五〇コルドバで夕食。夜はバーになっているようで周りの客はビールを飲んで騒いでいた。
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