マスカットは東西に広い町だ。市街地は高さ数一〇〇メートルの岩山に挟まれた盆地に存在している。町が広く土地が十分にあるためか超高層ビルはなく、高くても一〇階を少し超えるほどの建物が多い。美しく塗られたドームや意匠の凝らされたモザイク模様の彫刻のある美しいモスクが点在している。
[オールドマスカット]
ルーイのバスターミナルからは四番のバスに乗り、国立博物館前で下車する。二〇〇バイザ。四番のバスはマトラを経由するのでマトラに行く場合にも使える。
バス停の近くにようこそとひらがなで書かれた旗があった
バス停の近くに各国語で歓迎の言葉が書かれた旗が据え付けられている。バス停の近くにようこそと書かれたものを見つけた。
アラム・パレス周辺には綺麗に手入れされた花壇がある
アラム・パレスの周辺は芝生や花壇など綺麗に手入れされている。パレスへ向かう道にはインド系の掃除人が何人もいて、大理石のタイルの歩道をモップ掛けしている。芝生の上で座っていると白いアラブ服に上が平らになっている丸い帽子をかぶった何人かのオマーン人に挨拶される。のどかな所だ。
国立博物館には残り現金が不足していたので入れず。入場料五リヤル。後でガイドブックを見たらクレジットカード利用可と書いてあったのでカードを使って入れたかも。
[マトラ・スーク]
OMANと書かれた小さいプレート、ラクダやランプの置物、オマーン人男性の被っている帽子、スカーフ、乳香、何に使うかわからない兜などなど土産物屋の他、男性向け、女性向けで別れた衣料品店。金や銀などを扱う貴金属店などが軒を並べる市場。メイン通りには屋根が付いている。昼過ぎに一旦店が閉まり夕方からまた開く。
スークを歩くのは白い格好のオマーン人男性、黒い装束のムスリムの女性、洋服の人など様々だ
市場を歩く客は白人、インド系、東南アジア系、オマーン人、他の国のムスリムなど国際色豊か。店員はほとんどがインド系でオマーン人は稀だ。
売られているみやげ物。全体的に高くて物欲はあまり刺激されない
他の国だと一アメリカドル程度の土産物が一リヤル(約三〇〇円)で非常に割高。量を買えば値段交渉に応じると話していたが数個では全く相手にしてくれない。こんなの一ドルだよなと思いつつも小さいラクダの置物を一リヤルで購入。いろいろな種類の土産物があって見るのは楽しいが高いのであまり物欲を刺激されなかった。
普段姿をあまり見かけないムスリムの女性が大勢歩いているので珍しい。オマーンの女性は髪を黒いスカーフで隠しているが顔を出すのは普通のようだ。黒い服も足下は切れ込みがあるようで服の下に履いているズボンが少し見える。同じアラブの国でも男女共に格好に特色があるのは興味深い。
マトラスークを歩きながら撮影した動画
[マトラ・フォート]
高台にマトラ・フォートはある
マトラ地区にある岩山の上にある城。階段を上って入口まで行ける。一八時過ぎに行ったら警備員に今日は終わったと止められた。高台からマトラを眺めたかったのに…
[スルタン・カーボス・グランド・モスク]
午後に訪問したところ誰もおらず扉は閉まっていた
ルーイのバスターミナルから一番のバスで一キロほど手前の場所まで行ける。三〇〇バイザ。バスの運転手も場所をわかっていないようだったので地図アプリを見ながら降りるタイミングを計ると良い。異教徒も入場可能だが開いているのは午前中だけのようで午後に行ったら誰もおらず扉が閉まっていた。行くなら午前中に!(私は土曜日に訪問)
音声ガイドが六カ国語に対応しているようだが日本語の対応はなし。
電器屋の店内
隣が電器屋でスマホ、PC、テレビ、洗濯機などなど売られていたが日本製で売られていたのは液晶テレビのSONYとSHARPのみ。スマホはApple, Huawei, Samsungの売り場が広かった。PCはノートパソコンだけ売っていてモバイルノートはほぼ無く、画面の大きなものばかり。パソコンは外に持ち運ぶものじゃないんだろうな。売り場面積と比較してウォーターサーバーの種類が豊富なのは面白いポイント。
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マトラの夜景
グランドモスクが見られなかったのは非常に残念。入場時間ちゃんとチェックしとけよ俺・・・。バスターミナルのあるルーイは普通の町、観光客はオールドマスカットとマトラがメインになると思う。観光するには一日あれば十分かな。
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