マスカットからドバイへ夜行バスで移動

国営バス会社MWASLATが朝、日中、夜行の三便運行している。ドバイで往復チケットを買ったためマスカット発の値段はわからない。朝と午前のバスはルーイから出発せず、夜行のみルーイのバスターミナルから出発する。夜、ルーイのバスターミナルで待っていたら他の会社のバスでドバイ行きを見かけたので他にもドバイ行きを運行する会社があるようだ。日中にルーイの民間バス会社のオフィスを聞いて回れば見つかると思う。

ルーイにある民間バス会社のオフィスの場所は別記事の一番下を参照。


ドバイ行きのバスは遅れてルーイのバスターミナルに到着した

私は二二時半の夜行バスでドバイに移動した。一時間前から待っていたが定刻になってもバスが来ない。オフィスは既に閉まっていてバスの運転手に聞いてもオフィスに行けと言うだけ。本当に来るか不安に思っていたが一〇分ほど遅れて行き先にDubaiと表示したバスがやってきた。

運転手がチケットをチェックして一人ずつ乗り込んで二三時にバスは発車する。西へ向かいMWASLATのオフィス三ヶ所に立ち寄りマスカットを出発したのは〇時過ぎだった。

少し走ると車掌が紙を前から回して、日本人はパスポート番号と氏名を書くように言われた。なかなかゆっくり眠れる時間がないな。


オマーンのイミグレに到着。手続きを終えた他のバスの乗客が戻ってきている

二時五〇分にオマーンのイミグレに到着。荷物はバスに置いたまま出国審査のため城のような外見のイミグレへ。既に三台バスが停まっていた。バスを出るとずいぶん涼しい。バスのエアコンが全く効いていないことに気付いた。最初、開いていた窓口が二つしかなく、片側が全く進まなかったが窓口が増え一五分程で出国手続きが完了。特に質問はなし。バスに戻ると他のバスは既に出発済みだった。


オマーンの出国スタンプ。日付が入ってない。テキトー

最後にイミグレの係員が乗ってきて一人ずつパスポートの出国スタンプを確認していく。それが終わって出発したのは三時二〇分だった。

オマーンの税関を素通りし、UAEのイミグレにバスが到着したのは三時半。前にバスは一台だけ停まっていた。車掌ひとりでイミグレの建物に入っていき乗客は待機。


アラブ首長国連邦の入国スタンプ

車掌が戻ってきて前に座る乗客から順にイミグレへ行くように指示がある。イミグレは小さいがDuｔｙ Free Shopがあり夜中でも営業していた。少し並んで質問なしで入国スタンプが捺されてパスポートが返ってくる。

出発前にバスへイミグレの係員が乗ってきて全員の入国スタンプを確認していく。それが終わって四時二〇分過ぎにバスは発車した。

走り始めてすぐに税関で停止する。荷物を全て持ってバスを降ろされ、男女に分けられ荷物検査。リュックなど全て開けられ小袋の中も合わせて確認される。なかなか厳しい。運悪く厳しい係員の列に並んだため私が最後に通過する羽目に。四時五五分にようやく国境の手続きが終わりドバイへ向けて走り始める。

往路もだけど通過に二時間とは結構時間のかかる国境だと思う。


ドバイに到着したバス

バスはまだ夜の明けていない六時二〇分にドバイのMWASLATのオフィスの向かいの道に到着する。途中、色々とあるのでゆっくり眠れない路線だな。

駅に向かって歩き始めるとマスカット行きのバスを二台見かけた。これから旅立つ人もいるんだな。オマーン人は親切な人が多いと感じたが旅するには高いコストを負担してでも行きたいと思わせる魅力に欠けるのでもう行くことはなさそうだ。

参考までにドバイからマスカットへのバスでの移動は別記事にまとめている。