2019/06/10
世界遺産 頤和園を訪問
西苑駅から頤和園に向かう道
地下鉄四号線の西苑駅から頤和園入口までは一〇分ほどで歩ける。入口近くにはバス停があり路線バスが停車し乗客を降ろしていく。入口の広場には旗を持った添乗員の周りにツアー客が集まって騒々しい。
チケット売場には短い列。おばちゃんに堂々と割り込みを受ける。民度低いな。頤和園には見所各所の入場料込みの六〇元のチケットと入場だけの三〇元のチケットがあり、私は前者を購入。
正門に入ってすぐの場所にいくつか地図がありツアーガイドが説明をしていた
正門からはいるとまずは宮殿区に入る。頤和園は別名Summer Palaceと呼ばれ夏の間は紫禁城ではなくこちらで政務が執り行われていたようだ。頤和園は一九世紀に列強により二度破壊されているが西太后は大金をかけて二度再建したそうだ。国の維持には宮殿より大事なことがあるだろうに。真っ当な為政者が治めていれば清はもっと長続きしていたかもしれない。
湖越しに仏香閣を望む
宮殿区の見所は清時代の各種文物。明清時代の陶器や紀元前一〇世紀より古い商王朝時代の小型の銅製の容器など展示されている文昌院と観劇の為に造られた徳和園か。清時代の宮殿に来て三千年以上昔に造られた物が展示されているのを見ると中国の歴史の長さを感じさせる。歴史と民度の高さは関係ないのは残念ではあるが。
園内で見かけた藤の花
湖岸沿いに建てられた長廊と呼ばれる長い回廊を歩き頤和園のシンボル仏香閣への入口、排雲門まで。途中、紫色の藤の花が咲いていた。
高台からは湖の先に北京の中心部が見える
仏香閣は八角形の塔で、辿り付くにはま急な階段を上がらねばならない。途中から後ろの湖を眺めると湖の先の高層ビルが見えて不思議な感じがする。
仏香閣の中には入れないが扉が開いていて真ん中に仏像が安置されているのが見える。更に少し上ると壁に小さな仏像がずらりとはめ込まれたお寺があり、その反対側に北宮門へ向かう下り道が伸びている。
水路のある蘇州街
どんどん下ると水路が広がる風情のある町並みが見えてくる。蘇州街だ。乾隆帝の好きな蘇州を真似て造ったそうだ。あまり時間がなかったので水辺まで行きすぐに引き返した。飛行機の時間があるので一時間半で頤和園を回ることになったが時間が足りなかった。もっとゆっくりできると良かったのだが。
頤和園の北門のチケット売り場には長い列ができていた
蘇州街のすぐ先に北門宮がある。門を出た後の広場は観光客でいっぱい。チケット売場には長い列。やはり頤和園は人気のある観光地なのだな。
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