二〇一九年九月にブッダが生まれたシャカ族の都カピラバストゥだったと言われるティラウラコットの遺跡を訪問した。ルンビニからの行き方、感想などを記載する。
ルンビニ公園の運河
ティラウラコットに行くにはルンビニの西にあるタウリハワに行く必要がある。私は宿泊している韓国寺から歩いて博物館近くの正門から出てバス通りまで行った。ルンビニ村に宿泊しているのであればバイラワ行きなどのバスに乗って大通りまで行くと良いと思う。
タウリハワまでこのバスで行く
天気は雨。傘を差しつつ西へ向かうバスを待つ。数分でバスがやってきたのでタウリハワに行くか車掌に確認して乗り込む。中を見回すと十数席しかない小型のオンボロバス。座席は半分以上埋まっていた。
集落に到着するたびに一〇分以上停車しなかなか進まない。乗客も隣の集落まで行くことが多いようで再出発すると半分以上顔ぶれが変わっていた。
タウリハワの入口、ここでバスを降りる
一時間一五分で拠点になる町タウリハワに到着する。ここからティラウラコットの遺跡まで約四キロの道のり。最初に雑然とした商店街に入りそこを抜けて車道に出る。
道路で牛が休んでいる
ここからは大通り沿いに北上し、町を抜け、緑の稲が風に揺れ、路上に牛が座り込む、のどかな風景を見ながら右側に仏教寺院のある場所まで行き、それを目印に右へ向かう細い道へ入る。
ティラウラコットの西門跡
遺跡公園のフェンスが見えてきて分かれ道に出たら左へ進む。これでメインの入口の西門に出られる。西門の前には土産物屋などが数軒あり博物館もある。
遺跡は少し石が低く積み上げられているだけで基礎のみ。見所が少ないので遺跡好きでなければ来なくて良いだろう。まずブッダが出家前に葬列を見たという西門から何かの建物跡を見て、象の像がたくさん置いてあるヒンズー寺院へ。
愛嬌のある象の像が並べられた寺院
ここでシャカ族は祈りを捧げたと言われる。ブッダの出身地なのに仏教じゃないのと思う人もいるだろうがブッダ以前は仏教がないのでバラモン教を信仰するのが当たり前だったと言える。
ティラウラコットの東門跡
南門の後はブッダが出家時に出発した東門だ。ここを出て北へ向かうとツインストゥーパ(二つの仏塔の基礎)が残る。
ツインストゥーパは基礎だけが残る
ツインストゥーパに向かっていると近所の可愛らしい四歳くらいの女の子が走ってやってくる。どうやら写真を撮って金をもらうのが目的のようだ。私はカメラを向けなかったのだが後から車で来たインド人が写真を撮ってお金を渡していた。その娘はちゃっかりポーズを決めてプロのチャイルドモデルのようだった。
帰りは往路と違うルートで東門側から歩いた。あまり距離は変わらない印象。
タウリハワのレストランの店頭で揚げ物をする男
リキシャだといくらか気になったので商店街を抜けた場所でいくらか聞いたら片道一〇〇、往復二〇〇と言われた。バス乗り場で聞いたらオートリキシャで往復五〇〇、サイクルリキシャで往復三〇〇とのこと。乗る気はないので値切らなかったがまだ下がる余地はありそうだ。バスを降りてすぐではなく商店街を抜けてから見つけると安く済むかも。片道四キロ程度なので行きだけリキシャでも良いと思う。遺跡の周りはリキシャがいなかったので復路だけリキシャは難しそうだ。
帰路に利用したバス
帰りのバスも小型で集落ごとに停まるのは往路と同じ。ただし運賃は往路五五ルピー、復路六五ルピーとバスによって値段が違うようだ。
ルンビニのメインエントランス前で下車する。タウリハワからは一時間半弱だった
ネパール旅行記概要
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