2019年9月にカトマンズに滞在した際に世界遺産に指定されている大きな仏塔で有名なボダナートに路線バスを利用して訪問した。この記事ではその時のことを記載する。
朝から大量のごみを片付けていた
この日はカトマンズ近郊の町をざっと周る予定だったので7時過ぎに宿を出発。ダルバール広場の東側にあるオールドバスパースへ向けて歩く。ごみ収集人が大量のごみを掃除しているのを見かけた。ごみの多さが酷いな。朝のさわやかな気分が台無しだ。
朝食を買ったオールドバスパークにある食堂
オールドバスパークに到着し、レストランで軽食を買って立ち食い。バスの正面には行先表示板があるのだが現地語表示のみでアルファベットがなし。これじゃわからんなとその辺にいた車掌にボダナート行きのバスはどこか聞いたら指をさしてボウダはあのバスだと親切に教えてくれた。ボダナートは現地ではボウダと呼ばれているようだ。
運転席の横はファンシーな感じ
バスの運転席の隣は造花や熊のぬいぐるみでかわいく飾られていた。ガラガラなのに八時になると出発した。これでボダナートまですぐだ!と思っていたら近くの路上で謎の10分停車がある。なんだこれ。
バスは再出発し客を乗せつつ進み、どんどん乗客が多くなっていく。カトマンズ市内の交通量は多く、路面状態が良くないのか砂ぼこりが舞っている。
利用した路線バス
8時40分にボダナートのバス停に到着した。下車時に車掌へ運賃の20ルピー払う。
バス停のすぐそばに仏塔に向かう入口の門があり、その脇に入場券売場もある。指定国以外の外国人は400ルピー。ネパール人などは100ルピーだった。他にも入場する人はいたが誰も入場券を買っていなかった。恐らく住人は無料で立ち入りできるのだろうが旅行者とどう見分けるのだろうか。。。
入口から見たボダナート
少し先にチケットチェックのおっさんが座っていたがイヤホン付けてスマホを見ている。チケット買わなくてもバレねーんじゃねーのか!?(しっかりチケットは買いましょう!)
ボダナートの仏塔
ボダナートの真ん中には高さ約36メートルの大きな白いストゥーパが建てられている。この仏塔は世界遺産カトマンズの渓谷の一部として世界遺産に登録されている。チベット仏教の聖地であり、この周辺には亡命チベット人が多く住んでいるそうだ。
ボダナートにある土産物屋
ストゥーパの周りには数珠、小さい仏像、仏の絵のペンダントなどの小物を売る店、曼陀羅やヒンズーの神様の絵を売る店、レストランなど観光客向けの店が並んでいる。建物は三、四階くらいの高さで窓の木枠に細かい彫刻が施されていた。
ボダナートの仏塔を周回する道を歩く
人々はマニ車の付いた白い壁沿いを時計回りに歩いている。時計回りなのはブッダが話すときに弟子が右肩から腕を露出して時計回りにブッダの回りを3周したという言い伝えが基になっているそうだ。ちなみにお坊さんが袈裟をかける際は左肩からかけて右肩にかけないのはこれを守っているかららしい。日本人だと仏教は馴染み深いがわからないことは多いものだ。
仏塔からひとつ道を逸れると生活用品を売る店が集まっている
ストゥーパから一本離れると八百屋、肉屋、洋品店など生活感のある店が増える。この周辺にはチベット人の亡命者が多いそうでチベット系の顔をした人々が一定数いた。
仏塔に向けて祈る人たち
バス通りの反対側に仏塔上部への入口がある。中に入って階段を上がると仏塔のすぐ下まで行ける。ストゥーパのすぐ脇を歩いているとストゥーパへ向けて板とマットを敷いて合掌して、身を投げ出すように熱心にお祈りしている人たちがいた。インドのブッダガヤのマハーボーディ寺院でもこういう人たちいたな。
だいたい一時間滞在して再びバスでオールドバスパークに戻ろうと思ったのだが、道行くバスに聞いてもオールドバスパークに行かないと言われ、オールドバスパークの近くにあるラトナ公園行きのバスに乗り市内へ戻った。
ネパール旅行記概要
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