ゴブスタンへ路線バスで向かう   

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2024/01/27

ゴブスタンへ路線バスで向かう

 この記事では2019年12月にバクーから路線バスで世界遺産になっているゴブスタンの岩絵を見に行った時のことを記載する。

宿を出発したのは9時20分頃。地下鉄駅近くのバス停から125番のバスで南へ向かう。市内バスは綺麗で車内に液晶ディスプレイがあり全行程のバス停の一覧と到着までの目安時間が表示されている。このバスに乗るにはバクーカードと呼ばれるICカードが必要だ。地下鉄駅や主要なバス停で自販機から購入可能だ。125番のバスは1乗車あたり運賃は0.4マナトだ。

乗車して25分ほどでBina何とかというショッピングモールの前で下車する。以前はもっと手前でゴブスタン行きバスに乗れたようだが今はこのショッピングセンター横のバスターミナルからの発着になっているようだ。

ゴブスタン行きの195番バスは四つあるロータリーのうちショッピングモールから見て奥から二つ目のロータリーに停車する。バスはボロくて支払いは現金のみ。バクーカードは使えない。

待っていると観光客目当ての自称ガイドが現れゴブスタンまで行って一通り見てバクーに戻って60マナトと声を掛けてくるおっさんがいた。バスを待っているのでこちらが立ち去るわけにはいかんので仕方なく断り続けて10分ほどでやっといなくなった。しつこいわ。

乗り継ぎが悪かったようで1時間ほど待たされ11時10分に出発。乗客を乗せるためノロノロと走り始める。大通りに出ると一気にスピードが上がる。車窓からは黄土色の荒涼とした土地が広がる。背の高い植物はなくてまばらに茶色い草が生えている。道路の山側には線路が並行して走っていて電線が通っていたので電化区間のようだ。

所々に工場、家などがあり、まばらに乗客が乗ってくる。

ゴブスタンの町に入りバスが停まって外から男がゴブスタンの博物館はここで降りろと言ってくる。何だと思って地図を見たがまだ下車するには手前すぎる。どうやらタクシー運転手だったようだ。この後何回も声を掛けられるがmaps.meなどの地図を確認しゴブスタン博物館の最寄りのT字路で降りること。ここでは人の言うことは信じない方が良い。ショッピングセンターからは1時間弱かかった。

歩き始めるとタクシー運転手が何人も声を掛けてくる。博物館まで片道2マナトという奴がいたのでそれならいいやと乗車。地図で見ると車は少し大回りして山側の博物館へ向かう。

道を右に曲がり検問所のようなゲートを素通りして5,6分ほどで綺麗な博物館の前に停車した。

道中、火山を見に行かないかとか岩絵のある山の上までどうだとか誘われたが歩くからいいと断った。この後、博物館まで待って岩絵の所まで行って、バス乗り場まで行くのはいくら出せると聞かれたので5マナトと伝えると10,8,7と下がってきたが5じゃなきゃいらないと話して2マナト渡してタクシーを降りようとすると5でいいという話に。15分待つと言われたので急ぐのは嫌だと2マナト渡して立ち去ろうとすると帰るかもしれないが待ってるから声をかけろとのこと。

博物館の前に白いボックスがありそこで博物館と岩絵の入場料10マナト支払った。参考までにアゼルバイジャン人は4マナト。2.5倍の外国人料金ですな。

敷地内には竪穴式住居や原始人の人形が置かれていた。博物館は二階建てで上の階に入口がある。入場時に係員からチケットの半券を少し破かれた。

石器、土器、青銅器、動物の骨といった出土品、人形で当時の生活を再現した展示、岩絵の説明などの展示があった。英語力が無いというのもあるのだがあまり心引かれる展示ではなかった。

外に出るとタクシーはまだ待っていた。車で一本道を進む。左右にはゴツゴツとした岩が多い。5分ほどでカフェに隣接した駐車場に到着する。

車を降りると係員がいてチケットの半券を回収される。駐車場奥にある細い小路を進んでいくと岩絵のあるサイトだ。岩絵は分かりにくいものが多く注意深く見ないと見逃してしまう。確認のコツは少しでも線が目に入ったら絵があると思ってじっくり眺めると良いと思う。入口から近い方の岩に壁画が多く描かれていた。

岩絵のある場所は高地にありゴブスタンの町やカスピ海を眺めることができる。ただ、空気が良くないようで遠くはかなり霞んで見えた。

車で町へ戻る。タクシー運転手がずっと電話していて途中、何度か止まって車を降りて他のタクシーと話をしていた。どうやら火山に行くにあたってのサポートをしていたとか。

車がベンツだったのでどれくらい使っているか聞いたら23年乗っているとのこと。確かに所々くたびれているがそんなに使っているようには見えなかった。丁寧に使っているんだな。

バス停に到着し金を払おうとしたら7マナトだと言い始め、上でそういう話をしただろうと言い始めた。訳わからんことを言って7とか言ってた記憶があるがそのとき良くわからんのでスルーした記憶が。。。俺は理解してなかったと言って結局6マナトで決着した。嫌な奴じゃ無かったからチップで1マナトと考えれば全然安いな。タクシーに乗ってから70分程度で戻ってきた。

町外れのバス停でバスを待つこと10分程度で195番のバスがやってきた。戻りは海側の車線を走るので途中までカスピ海がよく見える。戻りは速く30分ほどでBINA何とかショッピングセンターに戻ってきた。運賃1マナトは下車時に支払う。

ここからは125番のバスでバクー市内に戻れる。戻りはバスが満員で立ち客が多く通路が通りにくい状態になっていた。

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