二〇一九年四月にローマからナポリへ鉄道で移動した。チケットの購入方法、列車の探し方、指定座席の見つけ方などを記載している。
ローマ・テルミニ駅 正面
地下鉄でテルミニ駅へ。小雨が降っていた。駅の中には券売機がありそこでチケットを買う。まず行き先と出発時間帯を選ぶと候補の列車一覧が所要時間と価格を合わせて表示される。
ローマ・テルミニ駅内に設置された券売機
一番速いのはFrecciaRossa(フレッチャロッサ)と呼ばれる電車で七〇分ほどで四〇ユーロ。次に速いインターシティ(InterCity)と呼ばれる電車は二時間強で二等車二七ユーロ。一番遅いのはレジョナーレ(Regionale)と呼ばれる電車で二時間半強で十数ユーロだった。(値段は安い二等車のもの。一等車はこれより高い) 一五分後に発車する所要二時間強のインターシティがあったのでそれを選ぶ。最後に支払いはクレジットカードにて。終わるとチケットが出力されてくる。座席指定ができないのは残念だが外国の鉄道に期待するのも微妙か。
ガイドブックには強引に手伝いに来て高額の手数料をふんだくる輩がいると書いてあったが私がチケットを買った際はいなかった。
テルミニ駅にはかなりの数のホームがある
プラットフォームは駅の奥にある。係員にチケットを見せてプラットフォームへ。どのホームか聞いたらインフォメーションに聞けとのこと。分業が進んでて不便だね。簡易カウンターがありそこで聞いたらすぐにホームがわかった。
ホームの電光掲示板。IC1553が列車番号、REGGIOが行先、12:26は出発時間
ホームの電光掲示板には列車番号と行き先が書いてある。行き先は知らない地名。列車番号はチケットに書いてあるのと同じだ。チケットの車両番号を確認し、入口ドアのガラス部分に小さく車両番号の書かれた紙が張ってあるので確認しつつ進む。
座席にはコンセントが付いていた
目当ての車両が見つかり次に座席だ。これもチケットに書いてあるので窓ガラスの上にある席番号を確認しつつ進む。この車両、最初から席が向かい合わせになっていて正面には既に三人家族が座っていた。指定された席に座るが気まずい。
俺の席だと若い男がやってくる。スマホの画面を見せられたが車両番号も座席番号も同じ。どうやら同じ座席が販売された模様。予約管理システム適当だなー。私のチケットを見せると男は諦めていなくなった。
私の乗ったインターシティの二等車
定刻になると静かに発車する。走り始めると雨は止み青空が見える。すぐに車掌が検札に来るがチケットを渡すとすぐに終わった。他の乗客はインターネットで予約しているのかA4の紙に印刷したものを提示している。
ナポリ中央駅に到着した
走り始めるとすぐに雨は止んだ。一駅前に到着するとナポリ中央駅はもうすぐ。速度が下がりナポリ中央駅にはほぼ時間通りに到着した。イタリアの鉄道は出るときに改札はない。
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