ナポリと言えばピザの種類のひとつマルゲリータ発祥の地として知られている。それならピザを食わなきゃダメでしょとナポリに宿泊した二泊ともピザを食べた。ナポリ市内には大きな石窯のあるピザ屋が林立していて行列店から閑古鳥の鳴く店まで色々。日本語有名ガイドブックの情報を基に二軒訪問したのでその時の感想を記載しようと思う。
#私がナポリを訪問したのは二〇一九年四月です
[De Figliole]
De Figlioleの外観
到着した晩に食べたのは揚げピザ。揚げピザとはピザ生地にチーズなどの具を包んで油で揚げたもの。ナポリでは普通に食べられているそうだ。帰国後、日本でも揚げピザを提供する店があることを知ったがこの時は揚げピザを見たことも食べたこともなく一体どんな食べ物が出てくるのかと期待しながら店へ向かった。
正面の茶色い看板に店名が書かれている。小さい店の中に入ると正面に調理台があり、ここでピザの仕込みを行っている。揚げピザはひとつ四ユーロ。注文するとどの具材を入れるか聞かれるので全部と答えて出来上がりを待つ。
これが揚げピザ
まずはピザ生地を開いて、その上に具材を乗せて、丸く包んで油で揚げて出来上がり。ピザを紙で包んでビニールに入れて渡してくれる。
そして実食。さっくりとした食感に中の熱々のチーズの味わい。最初はいいのだがだんだん冷めてきて油っぽさが気になってくるのと具が偏ってきて食べにくい。一回食べればもう充分かな。ピザは慣れた焼きピザが正義。
[TRIANON]
揚げピザは外れだったので普通のピザはうまいのを食べたいとガイドブックで調べ歩き回る。ある店は見つからず、とある店は行列が凄くて怯み、やっと到着したのがTRIANONだった。
TRIANON外観
この店は普通のレストランっぽい見た目。看板にPIZZERIAと書かれているのでピザ屋だとわかる。
店の入口正面にある石窯
店に入ると正面には調理台と大きな石窯が置かれている。内部にはテーブルと椅子が並べられていて店内で食事することができる。私は本場のマルゲリータを試そうと持ち帰りで一枚注文。七ユーロ也。
石窯の手前にある調理台
注文が入ると調理が始まり、ピザ生地の上にモッツァレラチーズ、トマトソース、ハムにバジルの葉を乗せて、それをピザパドルで大きな石窯の中へ。石窯の近くで待っていたらピザパドルを持つおっさんがもうすぐだぞって感じで合図をしてくれて焼きあがったら箱に入れて渡してもらえる。
本場のマルゲリータ
宿まで持ち帰って共有スペースで実食。サイズはなかなかの大きさで生地は厚手なので食べ応えがある。一枚まるごとは多いかなと思ったがペロリと食べられた。ピザは揚げないで焼くのが良い。
隣のテーブルで若い日本人女性が二人、同じくピザを食べながら仕事の話をしていて野暮ったい奴らだなと思った。旅先で仕事の話に巻き込まれるのは現実に引き戻される感じがして勘弁してもらいたいものだ。夜ごとに仕事のメールチェックはしていて必要なら返信している俺がそう思うのはどうかって話もあるけれども。
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