ソフィア滞在と宿泊した宿   

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2020/03/11

ソフィア滞在と宿泊した宿

2019年5月にソフィアに2泊した。この記事では散策した感想やその際に利用したトラム、地下鉄の乗り方、滞在したホテルなど記載している。ソフィア市内の見所や近郊を訪問した時の記録は別記事にて記載する。

ソフィアの中心部はヨーロッパ風の綺麗な建物が並んでいる
ソフィアの中心部はヨーロッパ風の綺麗な建物が並んでいる

ソフィアは山に囲まれた広い盆地に広がる町だ。公共交通機関は地下鉄、バス、トラム、トロリーバスと充実している。トラムは古い車両が現役で走っていて、新しい車と併走して走る様はレトロ感があり好きだ。

ソフィアの中心部はセルディカ駅の周辺と言われているがその辺りは官公庁などがあり商店は少ない印象。官公庁などの建物はヨーロッパを意識してそれっぽく造ってあるが少し離れると特徴のない建物が続くようになる。

セルディカ駅通路に残る遺跡
セルディカ駅通路に残る遺跡

セルディカ駅はローマ時代の遺跡があった場所に設けられたようで構内には遺構や出土品が展示されていた。

町の名前の由来になった聖ソフィア教会
町の名前の由来になった聖ソフィア教会

官公庁街を東に行くと王宮や大きなカテドラル、町の名前の由来になった聖ソフィア教会が建っている。

セルディカ駅から南に行くとNDK(国立文化宮殿)のある公園に向かう通りは歩行者天国になっていて左右にカフェや洋品店などが営業している。この通りにマクドナルドが営業していた。

UberEatesのようなデリバリーサービスが流行っているようだ。自転車でピンクのパンダが描かれた運搬用のリュック型の箱を背負った人を何人か見かけた。

[ソフィアの地下鉄]

ソフィアの地下鉄券売機

ソフィアの地下鉄の料金体系はシンプルだ。1.6レフの1回券を買って、乗りたい場所まで行くだけ。時間券を買って乗車時に時間を刻印する方式よりも面倒でなく助かる。(他に1日券もある)

ソフィアの地下鉄の改札
ソフィアの地下鉄の改札

チケットは窓口か券売機で買う。窓口は閉まっていることが多い印象。改札機にチケットのバーコードを読みとらせるとゲートが開く。通ろうとするゲートの左側のバーコードリーダーに読ませるのがポイント。日本だと右側なので間違えやすい。

方面によって改札が分かれている駅があるので入場前に確認した方がよい。(セントラルステーション駅はそうだった)

ソフィアの地下鉄車内
ソフィアの地下鉄車内

駅の中は明るく空間が広く取られレリーフなどの装飾がある。次の電車までの待ち時間がわかるように掲示板があり便利。車両は落書きなどもなく、使用感を感じる程度。新しい車両では次に停まる駅がわかるように電光掲示板が付いている。電光掲示板が無くても停車駅については英語でもアナウンスが流れる&駅に駅名が大きく掲示されているのでわかりやすい。

乗車後はチケットの回収はなく、ただ改札外に出ればよい。

[ソフィアのトラム]

ソフィアのトラム
ソフィアのトラム

ソフィア市内には青、橙、白の3色で塗られた古ぼけたトロリーバスが運行している。トラムの停留所には停車する路線番号とキリル文字で行き先が書かれている。キリル文字が読めない人は事前に路線番号を調べる必要がある。

ソフィア公共交通機関の1日券
ソフィア公共交通機関の1日券

トラム乗車時は券売機でチケットを買うかカードをタッチする。チケットは地下鉄やバスと同じ1.6レフ。チケットに時間が印刷されているので時間の打刻は不要だ。(そもそも打刻機もない。運転手からチケットも買えない)あるいは事前に窓口でチケットを購入する必要がある。ちなみに窓口では地下鉄、トラム、バス共通の1日券4レフ、3日券10レフを購入可能だ。

券売機に2レフ入れたらおつりが返ってこなかった。ブルガリアに限らずヨーロッパの券売機は釣りが出ないことがあるので微妙。大きいお札で釣りが出ないとダメージがデカいので使うのはできるだけ避け、少額のみ投入するのがポイント。

ソフィアのトラム車内
ソフィアのトラム車内

トラムは1~3両編成で左右に座席が付いている。降りる際は日本のバスと同じようにベルボタンがあるので押せば良い。

リラの僧院へのバス発着するアフトガーラ・オフチャ・クペル、ボヤナ教会行きの107番バスの停留所へは4番と5番のトラムで行ける。ソフィアのトラムやバスはGoole Mapの経路検索に対応しているので活用すると便利だ。

[ソフィアで宿泊した宿]

ソフィアでは2泊したが1泊ずつ別のホテルを利用した。順番に感想を記載する。

H2Oホステルの入口。わかりやすくて良い
H2Oホステルの入口。わかりやすくて良い

一泊目はH2Oホステルを予約なしで利用。地下鉄のセルディカ駅から歩いて7、8分ほど。1棟全てホステルで入口にH2Oと書いてありわかりやすい。フロントは23時まで開いているのでそれまでにチェックインの必要ありだ。

H2Oホステルの6人用ドミトリ
H2Oホステルの6人用ドミトリ

6人用ドミトリが一泊10レフ。奥行きのある細長い部屋の左右の壁沿いに2段ベッドが合計3台配置されている。小さいテーブルと椅子、ロッカーも部屋にあった。同室だったのは物価の安い東欧諸国を転々としている陽気なフィンランド人の男性。ネットにつなげればどこでも仕事ができると話していた。

ベッドごとにコンセントがあるが私のベッドのコンセントは壊れて動かなかったので他のベッドのコンセントを使って充電。

H2Oホステルのリビング
H2Oホステルのリビング

4階にはキッチンと広いリビングがある。キッチンにはIH調理器が一つあるだけなので料理は厳しそうだ。電子レンジは何台かあったので温めるのには困らなそう。

シャワールームはいくつかあるが、かなり狭く浴び方を工夫しないと水が服に跳ねて濡れるので注意。その他洗面台、トイレなどもフロアごとにいくつかある。清潔度はよくあるゲストハウスのレベル。潔癖性の人はきついかも。

H2Oホステルのテラス
H2Oホステルのテラス

二階の屋根はテラスになっていて椅子などあるので休憩に使える。

利用したベッドがドアの近くにあり、夜中洗面所の水音や足跡が聞こえて騒々しかった。安いのと市の中心部にあるので立地は良いと思う。

Hostel
Hostel Mostel Sofiaの入口

2泊目はHostel Mostel Sofia。予約なしで宿泊。地下鉄のセルディカ駅から歩いて10分程の場所にある。

入口のベルを鳴らすと扉を開けてもらえる。中庭を通って木造のホステルへ。ドミトリで宿泊費は18レフ。夕食と朝食が含まれる。

Hostel
Hostel Mostel Sofia の1階食堂の様子

1階入口にフロントがある。1階はレストランになっていて夕食と朝食はここで提供される。夕食はパスタ、ご飯、パンの三タイプから選べる。朝食はパンの他ハム、チーズ、トマト、キュウリ、スクランブルエッグ、シリアルなどがあり無料朝食にしては良い方だと思った。

Hostel

ドミトリは屋根裏にあり、チェックイン時に渡されたカードキーを使って入る。屋根裏全体がドミトリになっていて左右にシングルベッドがずらりと並んでいる。マットは寝ころぶと体の沈む安いもの。ベッドの左右の上には電源コンセントが2口ずつある。入口近くには小さな貴重品用ロッカーがあり、チェックイン時に渡された鍵で開閉可能だ。

シャワールームやトイレは2階の端にあり、収容人数と比較して数が少ない。シャワールームは狭いが脱衣場とシャワールームが別々になっているのは良い。シャワーを浴びている間は気にならなかったが水が停まると排水溝から腐ったような臭いがしてくる。さっさと体を拭いて出るのがベター。トイレは紙を流してはダメだった。

洗濯は禁止と掲示があるので洗濯したい人は避けた方が良いかも。

2食付きでこの値段であればコスパは良い。他にリラの僧院行きのバスターミナルやボヤナ教会行きバス停留所近くに行く4番、5番のトラムの停留所がすぐそばにあるのも便利だと思う。

イタリアからブルガリアまでの旅行記 目次

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