ソフィアからリラの僧院を日帰り訪問   

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2020/03/14

ソフィアからリラの僧院を日帰り訪問

2019年5月にソフィアから世界遺産に指定されているリラ僧院を日帰りで訪問した。この記事ではソフィアからバスを使った行き方や道中の様子、リラ僧院を訪問した感想などを記載する。

アフトガーラ・オフチャ・クペルに向かうのに使える5番のトラム
アフトガーラ・オフチャ・クペルに向かうのに使える5番のトラム

リラの僧院へはソフィア中心部から少し離れたバスターミナル アフトガーラ・オフチャ・クペルから1日1本(10時20分発)ある。ソフィア中央駅近くのバスターミナルからではないので注意。アフトガーラ・オフチャ・クペルへはトラムの4番か5番で近くまで行ける。

アフトガーラ・オフチャ・クペルの時刻表
アフトガーラ・オフチャ・クペルの時刻表

このバスターミナルからは僧院の手前にあるリラ行きバスもあるが上記バスの他に18時20分しかないのでリラで乗り継いで僧院に行くのは上記バスを逃すと日帰りは難しい。

バスターミナルの隣にスーパーがあるので安く昼食を済ませたければパンを買っていけば良い。9時半には既に開店していた。

リラの僧院行きバス
リラの僧院行きバス

定刻の15分前に40人弱が乗れる大きめの白いバスがやってくる。念のためリラの僧院に行くか運転手に確認し乗車。運賃は11レフ。この日の乗客は10人程度とガラガラだった。

リラの町にある小さなバスターミナル
リラの町にある小さなバスターミナル

ソフィアを出発して高速道路を南下する。車窓からは緑の山々や畑、茶色い屋根の家々が見える。50分ほどで高速を降りて片側一車線の道路に入る。途中の町で人を下ろし、山に囲まれた狭い盆地にあるリラの町にある小さいバスターミナルに到着したのは12時少し前だった。バスのエンジンが停止したので運転手に聞くと休憩して12時40分に僧院へ向け出発するそうだ。バスターミナルにはATMがあった。

リラの町から僧院へ向かう途中がけ崩れが発生していた
リラの町から僧院へ向かう途中がけ崩れが発生していた

リラを出発し、途中小さな村で乗客を降ろし、片側2車線のアスファルトで舗装された道を30分走ってリラの僧院の駐車場に到着する。ソフィアからは2時間50分かかった。

緑に囲まれた山の中にリラの僧院はある。近隣にはレストランやホテル、土産物屋があり観光地であることが良くわかる。

リラの僧院の駐車場と入口
リラの僧院の駐車場と入口

僧院は全方向を高い壁で囲われている。外部からは石壁と窓、フレスコ画の描かれた門が見える。壁の内側には木製の通路や階段が通り、部屋がいくつも造られている。そのうちの一部は博物館やミュージアムショップとして使われている。

僧院の中にある教会
僧院の中にある教会

壁に囲まれて教会と塔がある。教会は規模の大きなもので外壁は漆喰で塗られ部分により白黒、茶、オレンジで彩られている。教会の左右と前には回廊があり、鮮やかな宗教画が壁や天井に描かれている。

宗教画がびっしり描き込まれている教会の回廊
宗教画がびっしり描き込まれている教会の回廊

教会内部の壁や天井にも宗教画が描かれているが回廊の絵と比べると少しくすんで見える。古い東方教会の宗教画の背景は深い青が使われるのだがこの教会では黄、橙、薄い青といった明るい色が使われていた。

正面には横幅も高さも10メートルを超える木製の祭壇が置かれている。祭壇は細かい彫刻が施され金で塗られ、イコンがはめ込まれていた。床は白と色の濃い大理石が使われ、菱形や三角などの模様ができている。

塔の1階は土産物屋になっていた
塔の1階は土産物屋になっていた

教会の隣にある塔の1階は土産物屋になっていた。料金を払えば上れるようだったが興味がなかったのでパス。

残念な経済博物館の内部
残念な経済博物館の内部

3レフ払って僧院の経済博物館に入ってみたが昔、僧院で使われていた道具、服、石窯などの展示があるだけのしょうもないものだった。これは見る価値ないわ。(某日本語ガイドブックに載っている博物館ではない方。載っている方は入っていない)

僧院を反対口から出るとレストランやホテル、土産物屋がある。必要に応じて使うと良い。

2時間弱の滞在時間があったが1時間ちょっとあれば充分と思った。


滞在時に撮影した動画。手振れが酷いがどんな場所かわかると思う

僧院の外では犬が何匹か寝転がっていて、人が近くを通っても一瞥するだけで動かない。危害を加える人がいないのだろうな。のんびりしていていいもんです。

ソフィアへの戻りのバスは15時。実際はそれより数分早く出発した。運賃は同じく11レフ。復路は途中休憩が無いため速い。アフトガーラ・オフチャ・クペルへは17時10分に到着した。

イタリアからブルガリアまでの旅行記 目次

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