ソフィアのボヤナ教会と歴史博物館を訪問   

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2020/03/15

ソフィアのボヤナ教会と歴史博物館を訪問

2019年5月に世界遺産に指定されているボヤナ教会と近くにあるソフィアの歴史博物館をまとめて訪問した。この記事では公共交通機関でボヤナ教会や歴史博物館まで行く方法、訪問時の感想などを記載する。

ボヤナ教会へ行く107番のバス
ボヤナ教会へ行く107番のバス

ボヤナ教会はソフィア南の丘の上にある。公共交通機関で行く場合は四か五番のトラムでアフトガーラ・オフチャ・クペルまで行き、近くにあるバス停で107番のバスに乗り換える。107番のバスは本数が少ないのでGoogle Mapの経路案内で時間を調べると良い。

107番バスは大通りを外れると上り坂に入る。けたたましいエンジン音を響かせながら進む。終点で下車するとボヤナ教会の裏手だ。バスは乗客を入れ替えすぐに走り去った。

ボヤナ教会の敷地入口
ボヤナ教会の敷地入口

来た道を少し戻ると入口がある。少し先の右手にチケット売場がありボヤナ教会だけなら10レフ。丘の麓にある国立歴史博物館との共通チケットは12レフ。国立歴史博物館は見応えがあるので共通券を推奨。

ボヤナ教会
ボヤナ教会

ボヤナ教会は幅が4メートルもなく、奥行きも10数メートルほどと小さい。狭いため同時に入れる人数が10人まで、10分までの滞在と決められている。教会に入るとまずは管理人がいて、荷物はここに置いていけ、写真は撮るななど見学にあたっての注意事項を伝達される。

そして奥にはひと繋がりになった二つの部屋があり古ぼけたフレスコ画が見られる。色は褪せているが状態はそこそこ。他の正教会の教会と同じく聖人や聖書のエピソードが描かれている。背景はほぼ黒に近い藍色。真ん中の間には王や貴族を描いたとされる写実的な肖像画が描かれているのがユニークな所か。真ん中の間は漆喰が上塗りされているのがわかりその下に違う絵が描かれているようだった。

すぐ後にツアーの集団が入場してくる。確かに七、八人いると狭いな。

ボヤナ教会近くの道を団体客が歩いていた
ボヤナ教会近くの道を団体客が歩いていた

時間になると声をかけられて退場させられる。後には他のツアーの集団が待っていた。小さいし、急かされるし他の世界遺産に指定されている東方教会に行ったことがあるならパスしても良いかな。

ソフィアの国立歴史博物館
ソフィアの国立歴史博物館

国立歴史博物館にはトロリーバスの二番で近くまで行ける。二番はセルディカからだと少し離れた場所にしか停まらないのでどこから乗ればよいか、他に良いバスがないかGoogle Mapで確認すると良い。私はボヤナ教会から歩いた。教会と博物館を繋ぐ公共交通機関はないので歩く必要がある。ボヤナ教会の方が高い場所にあるので先に行ってからにすると道が下りになるので楽だと思う。

ローマ時代に作られた金製品
ローマ時代に作られた金製品

この博物館は広い。三階建てで二階と三階が展示室になっている。紀元前七世紀頃から現代に至るまでのブルガリアに関する展示がある。目を引いたのがローマ時代の金銀の器、杯など。状態の良い物がいくつも並んでいた。

博物館に展示されていた皇帝と皇妃の絵レプリカ
博物館に展示されていた皇帝と皇妃の絵レプリカ

ボヤナ教会で写実的に描かれていた王や貴族のフレスコ画のレプリカが展示されていて、こちらは写真撮影可能だった。

ガイドに先導されたツアー客を何組か見かけたのでソフィア観光ではボヤナ教会とセットで訪れるのが定番なのだろう。

私はあまり時間がなく駆け足で見たのだがじっくり見るといろいろな発見があって楽しそうだ。

イタリアからブルガリアまでの旅行記 目次

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