この記事ではイラン北西部の町アルダビールから首都のテヘランへ夜行バスで移動した時のことを記載しています。
エマームホメイニ交差点から町の北にあるバスターミナルにはタクシーで6万リアルだった。(タクシー代は前記事で記載した彼に払ってもらったのだが)
タクシー運転手が私が日本人だと知るとキャプテン翼のキャラクターオオゾラツバサやイシザキなどの名前を出してきた。どうやらイランでは登場人物名はそのままらしい(ヨーロッパや中南米では名前が違うのでツバサと言ってもわからない) おしんは?と聞いたらやはり知っていた。おしんのような地味な話が流行ったというのは意外と日本とイランでは価値観が近いところがあるのかもしれない。
バスターミナルには複数のバス会社のオフィスが並んで建っていてテヘラン、タブリーズと男たちが行き先を叫んでいる。時間は15時前。今の時間のバスに乗ると夜中にテヘランに付いてしまうので夜行バスにしようと考えていた。
何社か話を聞いたが英語が通じず苦戦。3社目のオフィスで英語のできる人がいて21時のバスだと朝6時に着くと教えてくれたのでそのバスにする。VIPバスで70万リアル。
町に戻っても良かったが疲れていたので待合室で6時間の待ち時間。到着時は青空が広がっていたが日が傾き、夜になった。ドアが開けっ放しなので結構寒かった。
人が入ってきてバスで出発していくのを何度も見送り、ようやく20時。バスターミナルの端にあるトイレに行って出発準備完了。軽食を売る店もあったがそんなに腹が減っていないので夕食は抜き。
バス会社のオフィスに戻る際、どの会社もテヘラン行きのバスが出るらしくテヘランと大合唱が起きていた。
待合室に戻りパソコンを起動したらおっちゃんがwifiパスワードを教えてくれた。最初から聞いておけば良かったな。
15分前にバスに乗車。新しく三列シートでフットレストもありゆったりしている。10分程遅れて数人しか乗っていないバスは発車した。最初のビスケットと紙パックのマンゴージュースが配られる。その後、通路側の手すりにゴミ捨て用の透明なビニール袋が付けられる。
疲れていたので眠って体力回復だとアイマスクと耳栓をして横になったらシートベルトをつけろと肩を叩かれたのでシートベルトを付けて寝る。途中、何度か停車して人の乗降があったようだがずっと寝ていた。何もない場所で停車していることもあったので恐らく定時に到着するように時間調整をしていたのだろう。
テヘラン到着は翌朝6時10分。外はまだ暗い。眠っている間に乗客がたくさん乗って来たようでぞろぞろとバスを降りていく。到着したのはテヘランの西バスターミナルだった。広くて地下鉄への案内板もなく困ったが地図アプリを見ながら現在地を確認し地下鉄駅に到着できた。
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