新羅の中心地だった慶州へ   

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2024/02/25

新羅の中心地だった慶州へ

 この記事では2024年2月に慶州を訪問した際のことを記載する。慶州で訪問した観光地、宿泊した宿などについて記載している。

私が乗った金海から出発したバスは慶州の市外バスターミナルに到着した。慶州にバスで来る場合は私と同じ市外ターミナルに到着すると思う。鉄道の場合は中心地から少し離れた新慶州駅に到着する。中心部にある慶州駅は既に使われていないので注意が必要だ。Googleマップだとまだ運行しているように表示されるので注意が必要。韓国だとGoogleマップはそもそも使えないので注意。

私が到着した日は旧正月期間でレストランがどこも閉まっていて夕食を食べるのに結構歩き回る必要があった。開いている中華料理店を見つけられたのは運が良かったと思う。

ちなみに2025年のAPACは慶州で開催のようで慶州駅前にAPAC2025のオブジェがあってそこそこアピールしていた。

[慶州観光]

・大陵苑
新羅王族の古墳群が公園になっている。入場無料。古墳はどれも円墳で形は似ているがサイズが違う。円墳が重なって山が二つになっているものもある。韓服のレンタルを近くでやっているのか韓服を着て歩いている人がちらほら。慶州市街から歩いて行ける


慶州歴史地区で見かけたスタバ

・瞻星台
大陵苑を南から出て少し歩くと別の公園に入って少し歩くと到着する。入場無料。新羅時代に建てられた天文台とされているが実際の用途は不明。旧正月の時期に訪問したので近くの広場では大勢の親子連れが凧揚げをしていた。大陵苑と瞻星台の間は小洒落た通りになっていて韓国風の建物に入ったスタバとセブンイレブンを見かけた

・国立慶州博物館
慶州市街から数キロ離れた場所にある。11番などの市内バスが近くに停まる。内容は充実しているが入場無料とかなりお得。日本語の館内案内あり。敷地内には建物がいくつかありテーマに沿った展示がされている。古代から新羅の終焉の10世紀頃までの土器、土偶、武器、金細工、仏具などが展示されていた。
見事な金細工を見ていると7世紀ごろは朝鮮半島の方が日本より文化的に進んでいたんだなと改めて思った。残念だったのは仏像が銅製や石仏しかなかったこと。新羅は百済、高句麗と比べて仏教を受け入れるのが遅くなったとは言え日本にない素晴らしい仏像が見られると思ったのだが廃仏をしていた影響なのだろうが非常に残念。


仏国寺の山門

・仏国寺
市内バスで結構な距離を走ってやっと到着する。10,11番などのバスが利用できる。新羅時代の8世紀の創建。秀吉の朝鮮出兵で消失没落するも日本統治時代に復興するという歴史あり。
チケット売り場はあるが閉まっていて入場無料。山寺で本殿に行くまで緩い上り坂を進む。本殿に向かう石段があるが通行禁止になっていた。瓦葺の本殿には金ぴかの釈迦三尊が安置されている。扇垂木には細かい文様が描かれていて美しい。本殿を囲む回廊の天井には提灯が吊るされていてそれぞれに願い事だろうか短冊がぶら下がっていた。
大きな駐車場があるメインゲートから本殿に向かう途中には頭が大きくてずんぐりむっくりした愛嬌のある四天王像が左右二体ずつ配置されている。

・石窟庵
仏国寺から12番のバスが出ている。慶州の市内バスはフリーWifiに対応したものが多いがこのバスでもネットが使えた。車道の終点に広い駐車場がありバスはそこで停車。下が土の遊歩道を更に歩いて石窟庵手前の広場に出る。遊歩道や広場には雪が少し残っていた。
階段を上がって石窟庵のある建物へ。内部へ入ると仏僧や参拝者が儀式をしていてガラス越しに内部を覗くしかできず。距離も遠いし反射するしでじっくり眺めるのは難しかった。ここも入場料無料。視察旅行なのかインド系の人と韓国の人がグループになって石窟庵の前で大きな旗を持って記念撮影していたのが記憶に残る。
石窟庵と仏国寺の間は約2kmの遊歩道もあり下りは遊歩道を利用した。上側は綺麗な石段、下側は石畳の道で歩きやすい。仏国寺側は広い駐車場の近く、閉鎖された料金所の裏側に出る。

・良洞民俗村
慶州からは民俗村の入口まで行く203番バスがあるが本数が少ない。200番台のうち何種類かは民俗村の近くまで行くので私は207番のバスで移動した。
入口の手前に資料館があるのでそこをざっと見てから入口へ。まずはチケット売り場で入場券を4000Wで購入し入口にある小屋でチケットを見せて入場する。小学校を左に見て少し進むと低い丘に藁ぶきの屋根の家々が並ぶ景色が見える。良洞村だ。
ここは李氏朝鮮時代の村の様子を現在に残していると言われている。今も住人がいて洗濯物が干されていたり、自動車が止まっていたりする。
藁ぶきの建物の中に瓦ぶきの立派な建物があり、それらは名家の家だったようだ。こういう家は背面1方向にしか壁のない開放的な舞台の如きスペースがあり集会や演説で使われたりしていたのだろうか。日本の古い家屋だとこういうスペースは見たことがないので興味深い。

[宿泊した宿]

1泊目に泊った宿が予約がいっぱいで連泊できず2つのゲストハウスのドミトリーに1泊ずつ宿泊した。共にBooking.comからの予約で支払いは現地だがNo Show対策で予約時にクレジットカードの登録が必要だった。

・Gyeongju Friend Guesthouse
4人用ドミトリーで一泊20000ウォン(約2200円)で朝食込み。4人用ドミトリが既に2人、6人用ドミトリだと余裕がありそうだったので6人用ドミトリを予約したが行ってみたら4人用ドミトリに変更になっていた。二段ベッドが2つある狭い部屋。入室の際にはチェックイン時に教えてもらう暗証番号が必要。ベッドごとに照明やコンセント、カーテンはなし。古いタイプのドミトリー。入口で靴を脱いでスリッパに履き替える必要あり。入口近くにキッチン付きの椅子、テーブルが並べられた食堂になっている交流スペースがある。共用シャワーは仕切りがなくかなり開放的で私は一人で浴びられたけど人がいると気まずそう。朝食は7時開始でタマゴを自分で調理してパンと一緒に食べるスタイル。早めに出るので7時に行ったら既に先客あり、少し経つとわらわら人がやってきて健康的な宿泊者が多いんだなと感心(ドミって長期滞在者がダラダラしている印象があるので)

・ドーバキ ホステル
4人用ドミトリーで一泊25000ウォン(約2800円)で朝食込み。フレンドゲストハウスは韓国人が多かったがこちらは外国人宿。入口入るとバーのような雰囲気で働いているのも白人だった。
部屋には二段ベッドが二つあり電源、照明が枕元に付いている。部屋ごとにトイレとバスタブ付きのシャワーが付いている。ドミトリの入口で靴を脱ぐスタイル。
朝食は8時からで8時10分ごろに出発する予定だったので15分ほど早めに行ったらまだ準備中で少し早めの10分前から開始できた。トーストやシリアルがメインでジュースやコーヒーが付く軽いもの。早々に書き込んで予定通り出発できた。

慶州は新羅時代の遺跡が多く残っている。今回は時間が足りず全然訪問できなかったので旧正月に行くのは嫌だが別の時期に再訪するものいいなと考えている。

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